土曜日にクリニックで紹介状を受け取って、月曜日に早速大きめの病院へ行ってきました。
数年前に行った大学病院は混んでて、外来待合室で待ち疲れた患者がイライラ。
不穏な空気で満たされており、いたたまれない気持ちになった記憶が・・・。
その為今回は、ちょっと離れた総合病院を紹介してもらいました。
こちらは週明けだけど、そんなに混んでいませんでした(*>∀<)ノ♪
受付の人に「ずっと待ってるんだけど、まだなんですか?」って詰め寄っている人がいないだけで、とっても気分が楽だー。
総合病院の産婦人科医師の説明
診察室に呼ばれると「こちらへ」と案内されたのは、Dr.から2m程離れた椅子。
ソーシャルディスタンス!!
Dr.は30代前後の若い爽やか系お兄さんです。
Dr.「ちょっと難しいから書いて説明しますね」
Ns'「そうね。是非そうしましょう♪」
と、ご親切に話しながら紙に書いて子宮内膜異型増殖症についてお話してくれました。
病理検査の結果に書かれている英語の意味とか図についてとか。
Dr.兄さんは一生懸命机の上に紙を広げて書きながら説明してくれました。
しかしそれに精一杯で、書いた内容を一切見せてくれなくて、ソーシャルディスタンスで覗き見もできなくて・・・。
内心「結局難しい説明のままなんだけど(笑)」状態。
大体は先に調べていた内容の話だったので、まぁいっか。
面白かった分、尚良しです(`・ω・)b
とにかく、検査結果では「子宮体がん0期に相当」するものだとのことでした。
0期を治療せずにいると、子宮組織への浸潤を意味する1期に進行してしまう可能性は30%程度。
だから今のまま、何もせずに経過観察という選択肢は無し。
但し進行そのものは凄いゆっくりだから、まだ慌てなくても大丈夫。
(因みに「異型」の細胞がない子宮内膜増殖症の方は子宮体がんに相当しないため経過観察でも良いらしいです)
一般的な子宮内膜異型増殖症の治療ガイドラインによる優先順位は以下の通りです。
- 子宮全摘を前提とした手術療法
- ホルモン剤内服によるホルモン療法
- ミレーナ等の避妊器具挿入による調整
で、3のミレーナは保険適用では無い為、凄い高くつくということで基本オススメしないと。
するなら手術又は内服治療です、と。
手術療法は、0期であれば全摘により五年生存率は100%。
全摘すると、それにより急激な更年期症状が出現する可能性はあるけど、それが心配なら卵巣は残してもOK(卵管は取らなきゃダメ)。
また、子宮体がんの実際の進行度は手術をしてみなきゃ分からない。
病理検査で0期だと言われても、手術をして子宮を実際に確認したら組織に浸潤が到達しており1期以上の状態だったってこともある。
文献にもよるけど、「可能性としては20%」と高く書いてあるものもある。
第二選択のホルモン療法は、定期的に薬を飲めばほとんどの患者がそれにより改善する。
子宮を取らないという点から妊娠希望等の人に勧められる。
でも当然改善しない人も一部にはいるし、改善しても再発する人もいる。
そのなかには悪化してしまう人だっている。
そもそも既に子宮内膜だけでなく、すでに組織に浸潤している可能性だってある。
だから内服だけでなく、定期的に検査もしていかなければならない。
等など、諸々の理由から治療の第一選択は手術療法らしいです。
ホルモン療法希望???
Dr.兄さんの話によると、クリニックの紹介状には「ホルモン療法を優先してあげて」みたいなことが書いてあると。
え?そんなこと、私一切希望していないよ?
Dr.「何か理由はあるんですか?」
私「いやー、何も???」
でもクリニックの院長は、私に「まだ40歳だからよく考えて決めて」と言ってたなぁ。
子宮は取ってしまった後に後悔してもアフターフェスティバル。
もう取り戻せない。
ガイドラインに沿って手術までトントン拍子で話を進めるよりも、選択肢の説明を聞いて少しは考えなーってことなのかな。
自分が納得できるように。
私「手術で全然いいんですけど、仕事しているからいつにしようかとかが気になりますね」
Dr.「あー、なるほど。ここでの手術は他の大きな病院から先生に来てもらってするんですよ。先生が来る日は水曜で、手術は午後です。他の日はありません」
え?それだけ?
仕事の調整が難しいかも (;ᐛ ).。oஇドウシヨウ
Dr.「大学病院でする方が手術日の融通が効くかもしれませんね。あちらに紹介状を書きましょうか?」
私「お願いします!!」
なんだか紹介のハシゴみたいになってしまいましたが、クリニックから紹介されて総合病院へ来て、総合病院で改めて大学病院を紹介して頂き、来週行くことになりました。
結局、待ち時間が長くてイライラしている人たちが発生する「あの大学病院」に行かなきゃならんのかー ( ˘・з・)チェッ
Dr.「あの病院にはホルモン療法に詳しい先生がいるから、ちょうどいいですね!」
私「いやー、私は手術で全然いいんですよ」
Dr.「でも一応紹介状にはホルモン療法希望って書いておきますね」
いやいや、私は一度もそんなこと言ってないし、思ってもいないんだけど!!
中三と小五の子どもがいて、今さら妊娠希望でもなんでもないし。
ましてや二人とも障害児。
この先ちゃんと社会に出て、居場所を得て、それこそ親が死んでいなくなっても生活できるようにさせなきゃいけないし!
それまでは健康でいたいし!!
少なくともあと15年くらいかな?
私としては1%でも生存率をUPできる方法が良いんですけど〜(・∀・;)
何故か「五年生存率100%の治療」ではなく、「第二選択の治療を希望する患者」になってしまいました。
・・・あれかー。
若い勤務医の兄ちゃんからしたら、長年地域の顔としてクリニックの院長をしている同科の大先輩の言伝は絶対ってやつなのかな。
ここでゴネても、この兄ちゃんを困らせるだけなのかも。
それは気の毒です。
これはもう大学病院に行って、直接「迷うことなく手術希望!!」って担当Dr.に言うしかありません。
まとめ
教訓
紹介状をもらったら、取り敢えずいちばん大きな病院に行こう
気づき
職場は違っても、医師の世界は大先輩の言葉は絶対。患者の希望より優先(多分)