お年玉をゲットした2番っ子(と1番っ子)。
昨年までは1番っ子と同様に、ポチ袋に入れたまま、現金を部屋の隅に保管しており(放置?)、使う用事があると都度そこから取り出していました。
一度に使い切ることはなく、事前に予算を決めて観光先で食べ歩き。
我が家はマイダー(マイダーリンの略)がお泊まり観光大好き人間なので、三連休があるとほぼほぼお出掛けをします "(¥_¥)"汗
私は日帰り観光も好きなので、電車好きな2番っ子の家庭療育として、週末に二人で関東圏へ出掛けることもあり。
その都度予算三千円くらいにして、月々のお小遣いと併せて買い物させるのですが、それでも夏にはスッカラカン。。。
そう、2番っ子にお金を渡すと、それはほぼ全て胃袋に消えていく運命なのです。
しかもお金の計算は苦手と来たもんだ。
小銭も一円玉とか五円玉は使用しないので、お財布の小銭入れはどんどんパンパンになっていくし(^_^;)
しかし昨年は、教えていないのにPASMOのチャージ&支払い機能を使いまくっており、おかげさまで小銭がたまる問題はだいぶ解決しました。
ただお小遣い額は世間より少なめなのに、PASMO内に五千円とか入っていた時はちょっとドキッとしましたが。
そんなに入金してどうするの?
あなた、不注意強めで失くし物しやすいよね?
お財布やPASMOや療育手帳を失くしたことはないけど、洗濯は何度もしちゃってるよね?
自分にとっての大金全てを入金せずに、半分は現金のまま手元に残しておこうぜ。
確かにお財布・PASMO・療育手帳は紛失歴ZEROな2番っ子。
片付けが苦手で、部屋の端にどんどん私物を積み重ねては何処に置いたか忘れるのが常なのに。
話し合いをせずともこれら3点を自分できちんと保管しているのは、命の次に大事な「お出掛け三種の神器」だからなのでしょう(たまにポケットに入れたままにしてしまうけど)。
大丈夫だろうとは思うけど、交通系ICカードを使えないところだってあるわけだし、トラブルで急に使えなくなることだってあるかもしれない。
いざと言う時の保険として、念の為の現金を持つ習慣は付けさせておきたいところです。
グルメ以外の楽しみにも使おうよ
楽しみがあるって素敵なこと。
「お出掛けしてグルメを楽しむ」は、2番っ子のエナジーです。
これがあるから日々が潤うのだ!!
いいんだよ、それ自体は別にいいんだよ。
でもあなた、肥満児だよね?
楽しみの度を超えて、やりすぎちゃうんだよね?
身長170cm超えながら肥満って、どんだけ体格でかいんだよ!?
先日中学の制服を作りに行ったけど、試着用に差し出されたのは近隣高校のもの。
店員さん曰く
「いまここにある中学生用で着られるものはありませんねー。高校生の平均も超えてますからねー(・∀・)笑」
・・・・・・小六なのに。
穏やかな平和主義者である2番っ子は何事にも我慢強い人ですが、何故か食に関しては自己抑制ZERO。
そこに迷いなど皆無。
一期一会は儚く尊いからこそ逃すわけにはいかないのです。
欲求が少しでも生じたらお財布片手に猪突猛進一直線。
マナーを守り、自分の持ち金の範囲でのびのびと好きなことを楽しみなさいと言ってきましたが、果たしてこれでいいのだろうか?
ちょっと前は私と同じくらいの目線になってきたと感じていましたが、今や私の顔の高さに肩があります。
筋肉もしっかりあるようで、「球体」と言うよりは「縦長で太めな立方体」のような巨漢体。
これ以上横幅が拡大しないように、グルメ欲求を「楽しみ」から「リスク」にしないように、親として援助しなければならないような気がします。
と、言うことで、2番っ子さんよ。
以前某テーマパークに行った時に「また来たい」「年パス欲しい」と帰り際に言っていたよね。
バスを乗り継いで一時間弱。
君なら一人で通えるでしょ。
買っちゃう?
地元のバスは障害者用フリーパスがあるから、タダで乗り放題だし。
年パス買っちゃえば、一年間はお金気にせず大好きなゴーカートと観覧車に乗りまくれるよ。
三月までなら小学生料金で購入できるから、今がお得チャンス!!
なーんて説明をしたところ、速攻で乗り気な2番っ子 «٩(*´ ꒳ `*)۶»
そして先日、二人で一緒に買いに行ってきました。
これでグルメ以外の楽しみができたね。
乗り物も大好きだから、一人で路線バス乗り継ぎ旅もできるし一石二鳥。
素敵じゃないか!
以来、下校時間が早い日はバスのフリーパスとテーマパークの年パスを下駄箱の上にセットしてから登校し、帰宅後はランドセルを玄関に置いてお出かけしているそうです。
当日は朝からワクワク、なんなら数日前から
②「○曜日は遊園地に行くぞ〜٩(ˊᗜˋ*)و♪」
と一人ルンルンしています。
楽しそうで何よりです。
日常の社会生活は「楽しい ❯ 努力」
このブログは学習と共に「我慢」や「努力」を推す記事が多いです。
でも当然ですが、それは最重要ではありません。
子どもが我慢や努力をしてまでやり遂げなければならない場面なんて、通常そんなにはないのです。
あるとしたら、病院とか?
順番を待って、診察受けて治療してもらったり予防接種受けたり。
どんなに幼い子が「やりたくない」って喚いても「観念せんかーい」と言って大人は逃がしてくれません。
子ども本人のためだもん。
ここで頑張らせないで後々病気になっちゃったら大変だから、いまは大嫌いでもいいから頑張ってやり遂げなきゃいけない場所。
家庭はこれとは逆です。
家庭は「安心できる場所」。
頑張って嫌な思いをしても、家庭に帰ればホッとできる。
脱力して一息ついて、「そんなに頑張らなくていい自分」になれる安全な場所。
それがあるから、その後は英気を養って再び外の世界に出かけられるのです。
ところで、「外の世界」のもっと日常寄りな場所は?
学校とか学童とか、日々を過ごす社会的居場所は?
みんなで授業したり勉強するとかは、めんどくさい。
クラスメートとの関わりも億劫。
好きなことをして過ごしていたいのに、そうじゃないから楽しくない。
やんわりと「なんだか気が向かない」「家の方がいい」と表現したのを察してほしい。
でも大人から「とりあえず行ってみなよ」と諦め&努力前提で促されたら?
子どもの心は結構簡単に折れやすいものです。
または諦め&努力をするから、その代わりに自分を支えてくれる大人を設定するよう求めることもしばしば。
どちらにせよ将来に向けて自立の練習をする時期を逃してしまう結果になり、それはただただ勿体ないです。
逃した分先伸ばしができる猶予なんて、実はそんなに長くないですし。
猶予期間の範囲を超え自立すべき年齢になると、周囲から気にかけてもらうどころか声もかけられないし見向きすらしてもらえなくなります。
「お高い代金を払った上でのサービス」としてならしてくれる場所もあるでしょうけど。
自立できないなら自分でサービスを買えるくらいまで稼げないでしょ?
障害者手帳を所有していても軽度程度ならそうなってしまうのに、所有すら対象にならずに「外の世界での自立」を逃した子たちって10年後にはどうなるんだろう?
成人まではあっという間なのにな。
児童福祉法は、大前提に心身の健やかな成長・発達を保証しています。
そして学校教育法第八十一条は、障害による学習上又は生活上の困難を克服するための教育を行うと明記しています。
障がいを持っていても克服できるものはしましょう、ということ。
結局は如何なる子どもも、すくすく成長できる今のうちに困難を克服できるよう頑張っていこうぜ!と社会は求めているのです。
「困難があるためアレコレできないんです」と、いつまでも立ち止まってはいられません。
それでも、潰れる可能性があることを知っていながら「覚悟を決めなきゃ将来あかんことになるから頑張って!」なんて子どもに言いたくないですよね。
こんな時に注目すべきが、その子の「日々を楽しむ心」の発達状態です。
「何気ない楽しみを見つけられる感性」ってすごいんです。
それができたら、いま目の前のことがつまらなくても大丈夫でいられることが増えるから。
気が向かない気持ちを乗り越えて、やり遂げる原動力になってくれたりもします。
だから「家の外でちょっとした楽しみを見つけられる」は、子どもにとってとても重要なのです。
「登下校で見かける路線バスが好き」
「給食の匂いがするだけでワクワクする」
「ここからの景色が好き」
「図書室の漫画に面白いのがある」
「係の仕事に特別感を感じちゃう」
「ゲームの話で盛り上がれる子がいる」
「帰ったら出掛けたいところがある」
そんな何気ない楽しみを外の世界で見い出せる感性は、その子の「いまと未来を前向きに乗りきる力」に影響します。
「楽しい」を見つけられる感性は、頑張る場所で生じる億劫さや不安を溶かしてくれる力だから。
楽しく過ごせるように大人に配慮してもらうのではなく、少しずつでも自分で見いだせることがとても大事なのです。
楽しいを見つけられる感性を育む
私はこれまで正看護師の資格を活かして働いてきましたが、実はもうひとつ国家資格を持っています。
それは保育士。
この資格をもとに就職したことはないのですが、現在のお仕事をする上でとても役に立っています。
保育所保育指針の乳児に関する項目では、身近な環境に興味や好奇心をもって関わり、感じたことや考えたことを表現する力の基盤を培い、興味関心が育まれることの大切さを説いています。
3歳以上児の環境に関する項目では、自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付くことに触れています。
また、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿として、自然との関わり・生命尊重 自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考えること、身近な事象への関心が高めること、そして心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになることをあげています。
つまり身近にある様々なものと触れ合い、気づき、興味関心を持ち、経験し、親しみ、感じ、楽しむことが大切であり、子ども時代はこれを培う最適な時期だということなのです。
このブログでは我が家の公園訪問や観光の体験記をいくつか書いてきましたが、ここに書かれていないものも含めて全ての経験が、子どもたちの「生きる力」となっています。
思い通りにならなくても挫けぬ
テーマパークでのお休みは、冬休み明けの平日に多いです。
寒いし、客少ないし。
そのため放課後にバスのフリーパスと年パスを握りしめて向かうも休園だったことが何度かあったそうです。
ネットで開園日かどうか調べてから行きなって言ってるのに 〜、まったくもう┐(´ー`)┌
仕事から帰宅してやってなかったと話を聞き、その度に「それは残念だったね」と慰めの言葉をかけるのですが、当の本人は
②「代わりに近場バス旅をしたの!バス停横にコンビニがあったから途中下車してジュース買ったぞ♪」
②「バス停横にスーパーがあった時も途中下車するの。それで交通系ICカードで買い物できるか調べるの。今日はできるところがあってイートインスペースもあった。あそこ最高!!」
②「終点まで行ったらほとんど畑で家ちょっとしかない場所だったんだ。自然だった」
②「神っぽい焼き鳥屋さんとパン屋さん見つけた!」
と嬉しそうに話していました。
って、結局飲み食い楽しんでんじゃねーか(#゚Д゚)ゴルァ!!
まぁ、予定外の事態になっても楽しめる感性があるって強みだよな。
羽が生えてしまったようでして
デイサービスに行かない日の2番っ子は、下校するとそんなこんなで楽しみを満喫しようと一人で出かけてしまいます。
我が家は共働きなので、細かい行動管理まではできません。
数ヶ月前は、下校後に駅前のゲーセンに一人で行く⇒電車でGOをする⇒駅に向かい、遠く離れた新宿駅まで移動して電車を眺めて過ごす、なんてことを誰にも告げずに実行していました。「連絡手段がない状態+暗くなっても帰宅しない」で、それはそれは心配しました。
結果的にトラブルなくエンジョイして帰ってきたから良かったものの。。。
危なっかしいことこの上ない。
もうこんなことはしないで!と懇々と話したのですが、半分くらいしか伝わっていない。多分(汗)。
というわけで、中学までは渡さないでおこうと粘っていたトーンモバイル を2番っ子にも授けることにしました。
とりあえずこれで連絡し合える。
なんなら私のスマホ画面から所在地確認をできるから一安心です。
動画やゲームばかりになるんじゃないかと一抹の不安もありますが、トーンモバイルはアプリ単位で使用可能時間を親スマホから設定できるし、使用できるアプリそのものも調整できます。
勿論いかがわしいサイトに繋がりにくくもしてくれるし。
安易なスマホ依存やトラブルを予防してくれるのはとても有難いことです。
羽を生やして飛び立とうとしている姿は大変頼もしい。
しかしもう少しだけ親子二人三脚でいこう。
ここまで来れたらあとちょっとだから。
動画やゲームと感性の育成
動画やゲームは面白いものが沢山あるし、効率よく学びを得ることもできる素敵なツールです。
楽しくスムーズに情報や知識を得られるなんてとっても便利。
昭和生まれの私には、効率良い学びができる現代っ子たちが羨ましい限りです。
ただこれらから得られるものは、その画面の中にあるものだけ。
そして「得る」で止まります。
先述の「子どものうちに身近にある様々なものと触れ合い、気づき、興味関心を持ち、経験し、親しみ、感じ、楽しむこと」には、得るだけでなく「表出」や「拡大」も含まれています。
この「表出」や「拡大」する経験を、子どものうちは大切にしたい。
それがしなやかに生きる力に繋がるはずだから。
お出かけ先に悩んだときは雑誌で探すのがお勧めです。
地域やテーマ、年齢別で考えることもできますし、プロの方たちから見た楽しめるポイントが盛りだくさん。
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とはいっても、2番っ子もなんだかんだあと数年で「子ども」を卒業します。
それまでにスマホとの付き合い方を一緒に調整しつつ、楽しい日々を送る術を絶対に身につけるぞ!!
取り敢えず、食べ過ぎ厳禁じゃ!!!
健康第一にいきましょう♪