皆さん、こんにちは。
最近仕事が立て込んでおり、なかなかブログの執筆ができません(涙)。
有難い話でもありますが・・・。
さて、ここ1年程でこのブログを通して発達障がいを持つお子さんの親御さんから発達相談を受けることが増えました。
大分前に明記した記事は削除しましたが、私の職歴や経験を見てわざわざ問い合わせてくださる方が何人かいらっしゃるのですが
スミマセン。多忙なためにすぐに返信できなくなってきました。
そこでせっかくなので、この場を借りて幼児期から学童期までの知的障がいや発達障がいを持つお子さんの社会性の発達や支援のポイントを、目安となる年齢別に説明していきたいと思います。
社会性の発達について疑問に感じることがあればまずはこちらからご確認ください。
なるべく小難しくならないように専門用語は使わずに説明します。
年齢はあくまでも目安です。
障がいや病気など何らかの理由があれば社会性の発達がそれよりも遅いということは当然あります。
この記事を読んでいる方はそのようなお子さんに関わる立場の大人であろうことを前提にお話しします。
これまで得た知識と私の経験から得た見識なので、あくまでも参考程度にしていただければ幸いです。
この話でポイントになるのは3つです。
1.行動の自立
2.気持ちの自律
3.人との関り
1の「行動の自立」は主に基本的生活習慣に関わる動作・行動です。乳児期から幼児期までに身につけなければならないものの主軸です。主に「睡眠・食事・排泄・清潔・更衣」に関するものを指します。目安の何倍も時間が掛かったり遠回りする等一人一人に違いはありますが、麻痺などのように動きに制限がない限りは健常児でも障がい児でも目指すべきところは同じです。好きな玩具を手に持ち遊ぶことが出来る、スマートフォンやタブレット・パソコンの操作は上手、走りたい時は駆け出すことができる、気に入らないことがあれば叩いたり蹴ったり飛び跳ねる・・・等が出来るということは大抵の動作をすること自体は可能であるという証拠です。お子さんに重度の知的障がいがあったり自分でやらせようとすると情緒的に不安定になりやすかったとしても、根気強く教えていけば理解や習得は出来ます。これを習得できていないと社会や組織に所属してスムーズに活動することができません。そして誰もが最初は親や保育者等の大人から教わるものなので「学ぶ姿勢」を習得するための基本となります。詳細は他で専門家の方々が解説されているので興味がある方はご確認ください。
2の「気持ちの自律」は、自分でやる・我慢する、自分を周囲に合わせることを指します。1で動作・行動の基本を習得したとしても自分でやろうとする気持ちがない、大人にやってもらうことが当然だと思っているのであれば、周囲から見れば出来ないも同然であり、わがままと評価されるようにもなるでしょう。これが不十分だと自己中心的・自立不十分に繋がることが多くなります。
3の「人との関り」は親や先生、友達、クラスのみんなとの関りを指します。これが不十分だと反応の低さや興味・関心の狭さ、共感力の欠如、多動・注意欠陥傾向に繋がることが多くなります。これが不十分だと対人トラブルや忘れ物の多さ、怪我や事故のリスクに繋がることが多くなります。
これらが習得されずに就学した場合、障がいの程度が軽度なお子さんでも小学校生活に適応できずに低学年のうちから不登校の兆候が見られるようになることが多いです。
更に言うと、「気持ちの自律」が形成されていないお子さんの親御さんほど我が子の不登校を渋々受け入れたり感情の不安定さに振り回されたりします。そしてそれを先生や支援者になんとか解決してもらおうと期待するが思うようにいかずに苦しむ傾向にあります。
*ここでいう不登校は、当然「いじめ」など悪意ある外部要因によるものは該当しません
さて、では年齢別にポイントを書いていこうと思いますが、長くなるのでまた後日にしようと思います。
では今日はここまで~。