前回記事では1番っ子が「好き」により主体性を得ているというお話を書きました。
今回もソレ系。
2番っ子の好きが炸裂すると色々大変(焦)という話です。
乗り物大好き!
幼い頃から電車・バスとグルメをこよなく愛する2番っ子。
日帰り旅に出て観光スポットで食べ歩きをできたらパラダイス。
しかし観光名所には興味がなく・・・。
「こんな有名処に来てそんな楽しみ方でいいの!?」というツッコミは、毎回のお決まりです。
いや、本当に目から鱗だわ。
10月に大涌谷に行きました
神奈川県の箱根の山の上、大涌谷。
小田原からバス一本で行くことができますが、2番っ子は「登山鉄道+ケーブルカー+ロープウェイに乗りたい!」とのこと。
いや、お金掛かるって。
小田原に行くまでにバスと電車にも乗るじゃん?
それだけで結構な交通費よ?
丸一日掛かるしハードスケジュールで大変よ。
しかし2番っ子にとっては「It's a dream!」なのです。
②「そうだよねー(´・ω・`)ショボーン」
2番っ子は小さい頃から滅多に駄々をこねませんでした。
幼児期から非常に我慢強い、目に涙をためて黙って堪えるタイプの子でした。
だから負担が大きくて実現困難であることを伝えると、いつもすぐに諦めてくれるので親としてはとても助かってきました。
でも・・・
これは、心が痛い!!
現在小六です。
子供料金で公共交通機関を利用できるのはあと半年。
・・・。
・・・行くか?
行っちゃうか?
交通費節約のために母と二人だけで。
冬になる前に。
寒くなったらあんな山の上、関東平野育ちにはキツイぞ!!
だから迷ってる暇なんてないぜ!
今すぐ行くぜ。
レッツゴー٩(•̀ω•́٩)≡:٩(•̀ω•́٩)≡:
激さむ!!
当日は小雨降る中の出発でした。
でも地元は20℃以上あったため、山の上とはいえ長袖薄着でなんとかなるっしょ。
と、たかを括ってしまったのが運の尽き。。。
のんびり登山鉄道に揺られて・・・
強羅からケーブルカーに乗った辺りから肌寒くなり。。。
ケーブルカーも降りてロープウェイ乗り場に行くと、そこに置いてある「大涌谷の気温」の表示板に記されている数字がまさかの一桁!!
マジ?
10月半ばの昼下がりなのに?!
これから行くんだよね、ソコに……。
一抹の不安を感じながらもロープウェイに飛び乗り
あっという間に大涌谷駅に到着。
案の定、ブルブル:(´・ω・)ω・`):…
さ、寒いね・・・
取り敢えず蒸気をバックに記念撮影。
あとは何する?
ぶっちゃけ登山鉄道とケーブルカーとロープウェイに乗れたから、目的の80%は達成したでしょ?
残る20%、それは・・・
食べ歩きじゃあ!!
2番っ子の月々のお小遣いは、食べ歩きの為にコツコツと貯めているようなもの。
さぁ、いまこそその時〜♪♪
荒涼とした山の上なだけあって飲食店は少ないけど、その中で2番っ子のお財布で事足りるお店をあたり・・・
カツドッグ、じゃがべー、玉こんにゃく、ぶた黒まん、湯ノ花饅頭、黒玉子、高原牛乳、コーンポタージュ・・・・
た、食べ過ぎ!
小雨降る中、よくやるな。
このお楽しみのためにちゃんとお小遣い貯めてたんだね。
そこは良きかな( *ˊᵕˋ)ノˊᵕˋ*) エライエライ
最近は甘いコーヒーも飲めるようになったのがちょっと誇らしげで、カフェオレもグビグビ。
②「濃い!(;´∀`)」
と笑っていましたが。
家族へのお土産(もちろん食べ物ばかり)も買って、のんびり下山しました。
何気に黒玉子味ポテトが美味しくて、マイダーと1番っ子にも好評でした。
今度は一人1個ずつ買うぞ!
「2番っ子、どこ行った!?」の巻
ある平日、夕暮れ時に仕事から帰ってきた私は何やら違和感を感じました。
・・・2番っ子がいない???
この日は放課後等デイサービスを利用しない日で、下校後は自宅でのんびりすると言っていました。
少し前に高校から帰宅した1番っ子に尋ねると、自分が帰ってきた時にはいなかったとジェスチャーで教えてくれました。
2番っ子のお財布と療育手帳が所定の置き場にありません。
・・・「療育手帳がない」は、手帳提示によるバスの障害者割引を利用してお出かけした可能性を示唆していました。
2番っ子は自分のスマホを持っていません。
連絡手段を持たず、行き先を誰にも告げずに遠くに出かけてしまったようです。
しかも外はもう夕闇の時間。
立派な体格で、もはや小学生とは信じ難い2番っ子。
170cm以上の長方形体型。
空手ではふにゃふにゃ猫パンチを繰り出し、しかし油断して当たってみると「とんでもない衝撃を与える」と噂の拳。
悪い人に誘拐される心配は無さそうだけど。。。
そもそもそういう問題じゃないか。
世の中には事件や事故が溢れています。
連絡手段も持たずにいる小学生が行先も告げず、でも遠出したであろう状態で帰ってこないなんて、心配でしかありません。
心配して、私の横でソワソワウロウロしている1番っ子 (ºωº;≡;ºωº)
(私)「七時まで待ってみよう」
帰ってこなかったら警察と仕事中のマイダーに電話しようかな。
そう考えていると、自分の療育手帳と財布とスマホを手にした1番っ子が私の前で何やらポーズをとって訴えています。
①「(あのバカを探しに行ってくる!)」
え?どこにいるか分かってるの?
①「(多分、駅前のゲーセン)」
・・・なるほど、そこは2番っ子が大好きなゲーム「電車でGO」があります。
パスに乗って、ゲームをして、駅横で電車を見学して帰ってくる。
2番っ子のお楽しみコースにもってこいです。
六時半、1番っ子は2番っ子を探しに家を飛び出して行きました。
それから私はというと、悶々としながら10分が過ぎ、20分が過ぎ・・・。
そうこうしていると、件のゲーセンに到着した1番っ子からLINEが来ました。
①「ゲーセンにはいない。トイレも見たけどいなかった。これから駅の周りを探してみる」
もうあたりは暗いし人通りも多い中で、どこで何をしているか分からない2番っ子を探すのは至難でしょう。
あぁ、私も今すぐ探しに行きたいけど、すれ違いになるかもしれないから待つしかない。
あと数分したら警察に相談の電話しなきゃ。
なんて言おう???
なんてことを考えていた 6:58。
ガチャ。
②「ただいま〜」
陽気な声の2番っ子が何食わぬ様子で玄関に現れました。
ちょっと!こんな時間までどこに行ってたの!?
②「駅前のゲーセンで1回だけ電車でGOしてきました!」
見事、1番っ子の予想的中です。
しかし解せぬ。
1回だけでこんなに遅くなる?!
②「その後電車に乗って新宿駅まで行ってきました!」
な、なぬ!?!?
②「新宿から戻ってきて隣の駅で降りて、いつもと違うバスに乗ってかえってきました!!!( *¯ ꒳¯*)エッヘン」
これは予想外だ。。。
1番っ子〜!!!
こやつ、君が居る駅には数時間前からいないとよ〜〜〜(」゚Д゚)」
すぐに1番っ子に電話して、2番っ子が無事に帰ってきたことを伝えました。
電話の向こうからは安堵なのか呆れなのか、深いため息が聞こえました。
(私)「行き方分かるしPASMOにお金が入っているからって、どこに行くかも告げず、スマホもなしに勝手に電車に乗って出かけちゃ行けません!!途中で事故とかあって電車が止まって帰って来れなくなったらどうするの?!それに君はまだ小学生なんだから、こんな時間まで外をウロウロしてないで日が暮れるまでには帰って来なさい!!!(`皿´)」
2番っ子は我慢強く穏やか気質の日和見平和主義なので、これまであまり怒られることなく育ってきました。
同じく平和主義ながらも不器用で日和見非ずな1番っ子は、家庭や社会生活の中でしょっちゅう叱られビシバシ育てられてきましたが、2番っ子はその横でいつものほほーんとしていました。
そして1番っ子は大人からビシバシされてもなんだかんだめげることなく、ゆっくりながらも黙々と頑張ってきました。
幼い時から年上として2番っ子を守ろう・引っ張ろうとしていたし。
その甲斐あってか、頼もしくしっかりした人になりつつあります。
そのお陰か、2番っ子も安心してスクスクと育つことができました。
それはどちらかというと良いことなんでしょうけど、障害児ながらも育てやすいと感じていた2番っ子は、今まさに「ちょっと危なっかしい奴」になってきています。
要は、あまり大きな失敗をかまさず、好きなことを見つけ、自分でやれる力を身につけた昨今、自分としては「もう大きいから大丈夫だもん。1番っ子みたいにできるっ✧ ٩( ๑•̀o•́๑ )و 」と思っちゃっているわけです。
確かに電車やバスには一人で乗れます。
乗り鉄、時刻表鉄、路線図鉄なので、普段のお出かけでは家族で一番頼りになります。
でも何か思いもよらぬトラブルが発生した時の対処は?
自分で考えて咄嗟に行動できる?
緊急時に家族に連絡できる?
必要ならば、然るべき人に伝わるように「困っているんです」と声をかけ、助けを求められる?
それはまだ、簡易的にでも全然できないでしょ?
ぶっちゃけ君、壁にぶつかったことはあまりないよね?
困った時の対処法を、これから緩やかに学ぶべき段階なわけ。
だからまだ「一人でできる」って新宿まで勝手に行っちゃえるほどじゃないんだよ。
全然そんな段階じゃないんだよ!!
クドクドと説教をしました。
帰宅時は陽気だった2番っ子ですが、さすがにショボン(TωT)
そんななか、1番っ子が帰宅しました。
厳しい顔でスタスタと2番っ子に近づき、目の前で腕を組んで仁王立ち。
怒ってるよ。
無言だけど相当怒ってるよ。
そりゃそうだ。
高校から帰ってきてゆっくりしたかったのにバスに乗って駅前に行って、あてもなく歩き回って来たんだから。
②「ごめんなさい、1番っ子〜。2番っ子のことは怒って好きにしていいから〜(இдஇ`。)」
その言葉を聞いてか、1番っ子はノートに何やら殴り書きして、2番っ子の目前にババンッと広げて見せました。
そこには
①「今日一日、外出禁止だ!!」
の文字が。
・・・いや、夕飯の時間だからもう出かけないって。。。
私の心の声を無視して、1番っ子はそのまま自室に行ってしまいました。
ええ?!それだけでいいの???
他に言うことないの?
②「1番っ子〜、好きにして〜.˚‧º·(இωஇ)‧º·˚.」
もうワケ分からんからいいや。
はぁ、疲れた。
やってられんわ。
そして夕食後は、マイダーが結婚後に一番最初に新居に持ち込んだ(というか、それしか持ってこなかった) PlayStation4 で電車でGOを楽しむ2番っ子と、横でぼんやりとスマホ小説を読んでいる1番っ子の姿が。。。
全然反省してないでしょー(:3_ヽ)_ガックシー
そしてマイダーが帰宅。
(マ)「六時台にさー、バスに乗ってる2番っ子を見たんだよー。一番前の席に座ってたよなー?何してたんだー?」
何も知らないまま、酒を飲みながら上機嫌に話しかけていました。
夕方に駅前で運転をしていると、対向車側に走って来たバス車内に2番っ子らしき人影が見えたと。
あの体格は間違いなく2番っ子だったと。
見間違えるわけないだろー( ¯﹀¯ )と。
②「そうだよー。久しぶりに一番前の席に座ったんだ!」
和気あいあいの三人の輪を見て、私だけが内心イラッとしていましたとさ。
やっぱり分かっとらん
「勝手に新宿行っちゃた事件」から数日後、支援級の遠足がありました。
こちらは毎回電車やバスを乗り継いでみんなでお出かけする、2番っ子の大大大好きなイベントです。
遠足リュックや水筒の他に、所定の金額が入ったお財布やPASMOも持ってルンルンで出かけていきました。
たまたま私はこの日に有給休暇を取得していまして、でも特に予定もなく自宅でのんびりしていたのですが。。。
予定では「5時間目に学校に帰って来て、6時間目を受けてから下校」だったのですが、夕方四時を過ぎても帰ってこない・・・。
う~ん、嫌な予感がする。。。
モヤモヤしていると、四時半ごろにいつもの如く陽気な2番っ子が帰宅しました。
②「ただいま~。遠足楽しかった~。もっと楽しみたいから、学校のそばのバス停からバス乗って駅に行ってゲーセンで電車でGOしてから帰って来たよ!」
ズコ――――――――ッ。
コラ――――!!
下校後は先ず帰宅しーなーさーい!!
確かに「家にランドセルを置いてから遊びに行きましょう」って言われているけど、遠足リュックだから帰らなくてもOKってわけじゃないんだよ!!
②「そ、そうだったのか(汗)」
こやつは大丈夫か!?
遊ぶことで頭がいっぱいなんだなっ。
取り敢えず位置情報がすぐにわかるように「出かける時はスマホ持つ習慣」を身につけ、いざというときに連絡もできるようにしとかないといけませんね。
もう少しで中学生になるし、1番っ子同様にそろそろトーンモバイルでも購入してあげようかな。
頑丈なのか五年前に購入した1番っ子のスマホはいまも現役です。
五年前に約二万円で購入し、これまでの月々の引き落としはずっと1.100円でした。
コスパは悪くない方でしょ。
体格もアカン
身も心もスクスクと育ち、日々を楽しんでいる2番っ子。
と言うか、「身」の方はかなりかなりかーなーりー育ち過ぎています。
身長が1cm伸びる毎に体重は1kg増加。
乗り物も好きですが食べることも大好きだから。
我が家のキッチンをガスからIHコンロに変更してから、毎日何かしら料理をしていると言っても過言ではありません。
なんなら朝食から自作していますもん。
簡単な卵料理とかばかりですが、最近はフライパンさばきが様になってきました(笑)。
薄切りの肉くらいなら自分で焼いてお好みの味付けをしちゃってるし。
正に「好きこそものの上手なれ」状態。
しかしこのままでは、義務教育中に100kgを超えそうな勢いです( ̄▽ ̄;)
やばい、やばすぎる。
最近は中山きんに君のYouTubeにある楽な筋トレをしています。
私も一緒にやっているんですけど、これくらいなら続けられそう!
地道にやっていって少しでも身体を絞れたらいいな。
「続ける」「地道」といえばここ数年、2番っ子がやっている健康習慣があるのです。
⇧のカルピスBIO。
「体脂肪・内臓脂肪を減らす」系の飲み物はお茶が多いものの味は渋めで、2番っ子は自主的に続けることが難しいようでした。
②「時々飲むくらいならいけるんだけどね~」
最近はジュース系もでてきてはいますが、如何せん炭酸飲料ばかり。
②「シュワシュワが痛い」
見た目に反してお口が繊細な2番っ子。
実は微炭酸すらNGなのです。
そこへ現れた救世主がカルピスBIO!
優しい甘さとローカロリー。
脂肪が減っているかは分かりませんが、アマゾンの定期配送で頼んだところ自主的に手に取り毎日飲んでいます。
これならずっと続けられそう。
「一日摂取目安は1本」なのに、先日2本目を手にして1番っ子に止められていましたが。
「ちゃんと毎日飲むように」ではなく「飲み過ぎないように」の介入は必要みたいです。
まとめ
1番っ子がほぼ手を離れ自力で大人の階段を登り始めたと思ったら、急に2番っ子がすごい勢いで浮上してきました。
1番っ子とは全然違うパターンだから、この先どうなることやら。
まぁ、こちらの気持ちなど全く気付かないくらいに本人は毎日楽しそうです(苦笑)