今日は1番っ子の誕生日。
もう16歳。
早いものです。
プレゼントは何がいい?今までみたいに買ってあげてもいいけど、予算範囲内なら現金でもいいよ。もう年齢的に大きいんだし、自分で好きなように使えばー。
と話したところ、仮面ライダーのおもちゃを買って欲しいとな。
・・・・・・。
いいんかい?
幼稚園児の時から毎回ソレだよね。
夜は某宅配ピザとたこ焼きとポテトでお祝いしたいとな。
これも何年もずっと同じ。
ちなみにピザ屋さんに注文するメニューも同じ。
ずっとずっとコレのみ。
毎年「いつもと同じ」を望む1番っ子なのでした。
自閉症の人って「いつもと変わらない」「きっちり同じ」が大事ってこと、多いですよね。
時として「自閉症特性のこだわり」と表現され、厄介なもののように捉えられがち。
日常生活の中でトラブルの原因になったり大変なケースもあるけれど、私は1番っ子が見せる「こだわり」は大好きです。
「きっちり同じであること」を求める背景には、新たな刺激でワクワクするよりも「いつも穏やかにいられる平和な日常」を望んでいる心が潜んでいます。
それはとてもかけがえのないもの。
混沌とした現代社会で、とても尊い。
自閉症だからこだわってるって?
これがそうなら、それでも別にいいじゃない?
本人も周りにいる人たちも、誰も困らない程度に「いつもと同じ、温かく平穏な日々」をこれからも大切にしていけるように。
私はもうしばらく、ニコニコ笑って「こっそり見守る」をする予定です。