年齢=障害者家族歴な主婦のドタバタのほほん日和

重度自閉症者のきょうだい児として育ち、結婚後は軽度知的障害児二人の母になりました。障害支援分野でNsをやっています ☆

誕生日に見る「自閉症特性・こだわり」の意味

今日は1番っ子の誕生日。

もう16歳。

早いものです。

プレゼントは何がいい?今までみたいに買ってあげてもいいけど、予算範囲内なら現金でもいいよ。もう年齢的に大きいんだし、自分で好きなように使えばー。

 

と話したところ、仮面ライダーのおもちゃを買って欲しいとな。

・・・・・・。

いいんかい?

幼稚園児の時から毎回ソレだよね。

夜は某宅配ピザとたこ焼きとポテトでお祝いしたいとな。

これも何年もずっと同じ。

ちなみにピザ屋さんに注文するメニューも同じ。

ずっとずっとコレのみ。

毎年「いつもと同じ」を望む1番っ子なのでした。

 

自閉症の人って「いつもと変わらない」「きっちり同じ」が大事ってこと、多いですよね。

時として「自閉症特性のこだわり」と表現され、厄介なもののように捉えられがち。

日常生活の中でトラブルの原因になったり大変なケースもあるけれど、私は1番っ子が見せる「こだわり」は大好きです。

「きっちり同じであること」を求める背景には、新たな刺激でワクワクするよりも「いつも穏やかにいられる平和な日常」を望んでいる心が潜んでいます。

それはとてもかけがえのないもの。

混沌とした現代社会で、とても尊い。

自閉症だからこだわってるって?

これがそうなら、それでも別にいいじゃない?

本人も周りにいる人たちも、誰も困らない程度に「いつもと同じ、温かく平穏な日々」をこれからも大切にしていけるように。

私はもうしばらく、ニコニコ笑って「こっそり見守る」をする予定です。