1番っ子は幼児の頃から仮面ライダーが大好きです。
いまでもお小遣いを貯め、お手伝いして小銭を稼いではグッズを集めています。
ライダーベルトを装着できるくらい細い腰。
ポーズを決めて悦に浸る姿を見る度に羨ましくなります。
そんな1番っ子ですが、これまで後楽園や東京ドームシティで催されるイベントには一度も行ったことがなく、もちろんWヒーロー夏祭りも・・・。
もう高校生で今更ですが「行ってみる?」と聞いたところ、速攻で頭を上下に振っていました(*꒪꒫꒪)( ._.)(*꒪꒫꒪)( ._.)コクコク
そっかー、じゃあ行ってみようか!
せっかくだからただ楽しむだけでなく、大人になってからもルンルン参加できるイベントかリサーチしに行こう!
題して【 1番っ子がこれからも『好き』を発揮できる場所、発掘大作戦.*・゚☆⠀】!
「大きくなってもヒーロー大好き」は恥ずかしい?
私が若い頃は中高生のマンガ・アニメ好きは「オタク」と称され、 浮いた存在でした。
当時はCDがいまよりも売れてカラオケ全盛期でもあったので、J-POPや洋楽を沢山知ってて歌えてナンボみたいな。
でも「マンガを読む、なんなら推し漫画があるくらいならOK」という、あやふや基準の意味不明な線引きもある謎時代でした。
いまなら「人に迷惑かけなければ、好きなものが音楽だろうとアニメだろうと漫画だろうとなんでもよくね?ルールを守って楽しんでいる他人の趣味を評価・批判すること自体がマナー違反だわ。何様なんだよ?」って感じなんですけどね。
いまは多様性の時代なので大丈夫なのでしょうが・・・影ではそうでもないのかな?
小中学生時代の1番っ子の「小さい頃から仮面ライダーが好き!」という気持ちは、いじめっ子たちの「見下すための口実」として格好のネタになりました。
他人に仮面ライダーを楽しむように強要したわけでもなく、迷惑をかけるような遊びをした訳でもないのに。
ただグッズを集めて、録画した物語を家で観て、時々おへそ辺りに手を当てて一瞬手首を動かす仕草をしていましたが(多分コレは「アイテムをベルトに装着するシーン」の再現なのですが、一瞬なので目撃した人には何が何だか分からないっていうか気づかない)、それすらも優越感希求群には「1番っ子に伝わる程度にコソコソと、第三者から指摘されてもすっとぼけられる程度の見下しアピールを繰り返して快感を得る手段」としてなんとか活用せずにはいられなかったみたいです。
本記事の趣旨がズレてしまうので何をされたかを書くことはしませんが、彼らの執念は実を結び、1番っ子は「仮面ライダー好きの自分を表現すること」に罪悪感を感じるようになってしまいました。
好きなものがあるのは、恥ずかしことでも悪いことでもない。
ましてやバカにされることでも、することでもない!
1番っ子よ、もっと世の中を見てごらん!!
仮面ライダーショーを見に行こう!!
意気消沈して自分自身の感覚を信じられなくなってしまった1番っ子。
中学生時代の1番っ子は一時期、「何も楽しめない。楽しんでいたらバカにされる」と、俯いてばかりいました。
母は、君が分かるまで何度でも言うぞ!
君の「好き」は恥ずかしことでも悪いことでもバカにされることでもない。
母が、私が、真実を教えちゃる!!
向かった先は、某所屋外ステージでに月2回ほど開催される仮面ライダーショーでした。
幼児期に家族で何度も来た場所です。
お客さんはちびっ子や保護者、大人のファン、老若男女様々です。
ここに何ヶ月も通いました。
ある日の演目はレジェンドライダーショー。
十年以上前のライダーが多数出演するステージでした。
その日のお客さんはいつもよりも親子連れは少なく、代わりにコスプレしているおじさんや手作りライダー人形を持っているお姉さん、撮影エリアで本格的なカメラを構えて撮影をしようとしているお兄さんが多くいました。
大人ばかりです。
演目が始まると合間に「カッコイイ!」「神すぎる〜」の声援が聞こえることもありました。
この人たちを見て、君もバカにしたくなる?
嫌な気持ちになる?
大好きなものがあるって大切なことだよ。
大きくなっても大人になっても好きでいられるって素敵なことなんだよ。
恥ずかしくなんかない。
バカにされることじゃない。
人に迷惑かけたり傷つけたりしてないんだから。
君もそうなんだよ。
だからいいんだよ。
そうこうしていくうちに高校生になった1番っ子は、以前のように仮面ライダーのキーホルダーをカバンにつけるようになっていました。
いざ、Wヒーロー夏祭り2023へ!
会場は東京ドームシティの一角、プリズムホール内。
そんなに広くはありません。
アトラクションという程のものもなし。
あってもちびっ子のお楽しみ程度です。
が、しかし!!
子連れではない大きなお客さんが結構います。
中央エリアでは15分ほどのショーをやっています。
ショーが終わって次のものが始まるまで、大体15分~20分くらいしか空きはありません。
だから場所取り+観覧に必死!
ちびっ子観覧エリアもありますが、大人も最前列で見れるように設定されているので・・・
こんな目の前でアマゾンが「トモダチ」ってしてくれたり
こんな近くで敵と戦うライダーたちが苦戦するさまを見て、手に汗握り・・・。
ぬぉぉ(⚲□⚲)頑張れー
ギーツ、カッコイイ( ✧Д✧ ) !!
目の前で繰り広げられるアクション。
どんだけ近いかって、アクターさんのリアル声や足音まで聞こえてくる距離なのです!
手を振ったら目の前に来て応えてくれるし、ポーズも決めてくれる。
もう、こっち向いてほしくてブンブン振ってしまいました(私が)。
最後はギーツとタッチまでできちゃった1番っ子(๑ ˙꒳˙)/(˙˘˙๑ )
良かったね。
「好き」は1歩踏み出す力
楽しかったでしょ?また来たかったら母さんのおごりで一回分ならチケットを取ってあげてもイイよ!でも母さんも父さんも仕事だから、来るなら一人でね!
と軽ーく1番っ子に言ってみたら、頷き・・・
(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚ ウン
ん?
一人でいいの??
まじ???
こんな都会にたった一人で?
地元と違って、この辺りの駅の改札は一箇所オンリーじゃないよ!
駅から迷わず出れるかな?
大丈夫!?!?
焚き付けたのは自分なのに、いざ1番っ子が乗り気な様子を見せると途端に不安になってしまう私。
一人で電車に乗ることだって、高校入学と共にデビューしたばかりなのに!
なんなら一人で学区外に出たことも義務教育終了まで無かったじゃん?!
東京ドームシティなんてめっちゃ都会でハードル高過ぎぃぃぃぃぃぃヾ(°ω。ヽ≡ノ°ω。)ノ゙アタフタ
でも、好きなもののために一人で出かけようなんて
、ましてや遠い都会にいくなんて、1番っ子が次に決心するのはいつになることやら。。。
インドアな1番っ子は自分だけで慣れないところ、ましてや都会に行くなんて絶対ありえないであろうキャラ。
このチャンスを逃してはイケナイ気がする!( ̄ ̄ξ ̄ ̄)ハナヂガ…
わ、わわわわわ、分かった。
母さんはチケット取るぞ!
だから君は「好き」の力で、自分の世界を広げるのだ!!
で、次に行きたい日は決まってるの?
私の問いに頷く1番っ子が示した日は、幼い日に初めて好きになったライダーが出演する日でした。
ずっと好きだったんだよね。
諦めることなく大切にしてきた。
だから一歩踏み出すことができるんだよね。
母さんはメッチャ応援するぞ!!!
ガンバレ( ー̀дー́ )و୧( ー̀дー́ )fight!
そして1番っ子に力をくれた仮面ライダー、ありがとう。
これからも頼みます&末永くよろしくお願い致しますぞ!!
オマケ
ところでグリーティングのMCをしてた人(博士)のトーク力がスゴすぎでした。
昨年の漢字は『散財』で、今年は『浪費』だそうですwww
この人から話し方やアドリブ力を学ぶだけでも来る価値あるかも?!
一体何者なんだ?