最近1番っ子は、ちょっとした物を買うときに2番っ子とお揃いにしたがります。
ニ〇リに行けば、お茶碗を・・・
箸も・・・。どちらも持っているのに・・・・。
洋服屋さんに行けばパンツまで・・・(汗)
不思議なことに思春期頃になるとお揃い願望が高まる子がいます。
1番っ子はその典型的なタイプみたいで・・・。
でも相手は友人ではなくて2番っ子なんだ(笑)。
中学生の発達特性の中で,特に男子には同調性の高まりが見られる。思春期特有の不安定な心性を,仲間と一体化することで軽減しようとする潜在意識が,そこには働いている。
小学校から旅立ち、新たな世界に突入することに不安を感じているのかもしれません。
でも誰に迷惑をかけているわけでもないので、2番っ子が嫌がる様子を見せない限りはこのまま見守ろうと思います。
情緒不安定になったりせずにこのような形で不安を軽減しようとしているなら、親としては「エライ!」って思ってしまう今日この頃。
自尊感情が低い者は,友人関係においても受け入れられていないという感
覚を抱きやすいことが推測される。(黒田ら,2004)は大学生の友人関係において直接的に自己の評価を高揚させるのではなく親密な関係性の評価を高揚させることで間接的に自己の評価を高めているとしている。したがって,低自尊心者は他者から受け入れられている感覚を得にくく,他者との関係や役割に依存しやすく,おそろい行動に対して肯定的であることが考えられる。また友人関係において,友人との親密さをおそろい行動によって確認することで,間接的に自己の評価を高めようとしていることが推
測される。
file:///C:/Users/%E3%81%BF%E3%81%9A%E3%81%9F%E3%81%BE/Downloads/2-yamada.pdfより引用
ただお揃い行動に依存し過ぎるのも心配です。
上記引用は、「自尊心が低い子は孤独感を抱きやすい。それを埋め合わせるために仲間とお揃いにしたがる。お揃いにより孤立感が軽減し、自尊心の低さを誤魔化せる」と説明しています。
自尊心や孤立感・・・。
軽度知的障がいを抱える1番っ子。
思春期頃には脳の発達によって、物事への考え方に深みが増します。
しかし我が子たちは障がい故に、その深みに飛び込んで上手に立ち回ることが難しいのかもしれません。
きっと言葉にしないだけで、色々なことに戸惑っているのでしょう。
思春期における自尊心にとって、思考が深まることそれ自体が問題なのではなく、思考の深め方が重要だということである。特に自尊心と強い相関がみられた「論理的思考への自覚」は、具体的には、「考えをまとめるのが得意だ」「物事を正確に考えることに自信がある」という項目で調べている。つまり、ここでたずねられていることは、「こういった思考ができ
るかどうか」ではなく、「こういった思考をすることに自信があるかどうか」である。言い換えるなら、単に「能力」があるだけではなく、それについて「得意である」、「自信がある」と思えることが、自尊心を高めるように作用するということである。file:///C:/Users/%E3%81%BF%E3%81%9A%E3%81%9F%E3%81%BE/Downloads/63-0135.pdf
つまり自尊心を高めるためには「出来るという事実だけではなく、自信を持てるように関わること」が重要なんですね。
これまでたくさんの山や壁を乗り越え成長してきた1番っ子。
私たちはこれからも親としてそばで支え続けます。
思考の深みの中で上手に立ち回る方法を模索し、現実の中で前向きにすすめるよう一緒に考えていけたらいいな。
さぁ、いよいよこれから中学生!障がいを持つ子の大きな山場に突入です。
親として本領を発揮すべき時代がやって来ます。
いっちょやったるで~!!