2番っ子のチック出現に初めて気づいたのは、彼が四年生の時。
徐ろに首を縦横にプルプルピクピクと振る (((((((・ω・)))))))
とにかく小刻みにプルプルピクピクと振る(((((( ⍢ ))))))
断続的にピクッ…プルプルッ………ピクッて感じで、ある日突然始まりました。
その姿をナンダコレ?と思いつつ眺めていたのですが「あぁ、多分チックだ」と。
当時2番っ子は、日常的に「とある同級生の個人的な憂さ晴らしの道具」的な扱いをされていました。
恨み辛みとは違う、これまで感じたことのない悪意や欲求不満をぶつけられ、本人は大分戸惑っていました。
1番っ子が受けたイジメと本質的には変わらないと思うのですが、この同級生は「影でコソコソ嫌がらせ・仲間を募り計画的に集中狙い」というよりは「堂々バレバレ・自分一人で複数の子に向け数打ちゃ当たる」のタイプでした。
馬鹿にされ悪口を言われ、暴力までふるわれ。
隠されたものは筆箱に水筒に靴 etc…
見つけた時は単に「ソコにあった」ではなく、掃除用のバケツ(水入り)の中に浮かんでいたり排水口の穴に突っ込まれていたり。
しかも相手は知的健常児の思考力ソコソコ有りヨロシクで、大人から注意されても口達者にかわし悪びれもしない(バレバレなのに)という、なんともめんどくさ。。。
授業妨害や教室内で小刀を振り回しながら走るなどもあり、日中に保護者を呼び出すこともあったそうな。
先生、大変 (✘д✘๑;) ³₃
先生からちょくちょく謝罪の電話を頂くこともありましたが、イヤイヤ先生が謝ることじゃないですよー、全くソイツとその親をぶん殴ってやりたいが謝ることですからー。という会話を繰り返していました。
2番っ子は完全平和主義的人間なので、教室内の険悪な空気もかなり辛かった様子。
それでも毎日学校に行って、支援級だけでなく普通級の授業にも参加して、という生活を送っていたところ・・・
② :(´◦ω◦`):
私「ん?」
② :( ´ ºωº ` ):
私「・・・んん?」
② 《 *゚ω゚ * 》プルプル
私「・・・・!!」
となったわけです。
それでも学年末まで当時の支援級の先生(初恋)や普通級の先生は、献身的に2番っ子を支えてくれました。
そのおかげで2番っ子は学校を嫌うことなく、どちらかと言うといまも変わらず好きな方。
たまに欠席をすると
②「家で休んでいても暇だから明日から学校行きたい」
と自分から言ってますし。
昂るとプルプルする謎
チックってストレスや緊張が高まると生じるものだと思っていました。
でも2番っ子の首振りを見ていると
- 大好きなマックを食べる時
- 旅行に出発する時
- 遠足の前日
などなど、ワクワクが高ぶっている時にプルプルピクピクが最高潮になるのです。
そして
- 食べ終わった
- 旅行から帰ってきた
- 遠足終了
と共にプルプルピクピクは消失。
・・・・・ドキドキワクワク☆
めっちゃ嬉しくてチックしとるんかい ( ̄▽ ̄;)ナンジャソリャ
だからプルプルピクピクしているときは、「そーかそーか、そんなに楽しみなのか」「嬉しいのかい?良かったね」と内心思いながら何も指摘せずに見守っていました。
公共の場ではそうも言ってられない問題
ここ数ヶ月は目立たなかったのですが、夏休み終了間際になるとチック症状が目立つようになり・・・。
今年の夏は異常な暑さで心身共にかなりキツかったし、疲れがたまっているのかもしれません。
そんな中で学校生活再開。
それを目前にして緊張したのかな。
そういえば「休み明けすぐに日直のお仕事があるから緊張するなー」って言ってたな・・・。
そんなこんなでいつもの如く何も言わず、内心「まぁ、そうだよねー」と相槌をうって見守っていました。
ところで2番っ子は電車が大好きです。
今年の夏休みも鉄道系スタンプラリー巡りを楽しみましました。
で、案の定プルプルピクピクしてるのですよ。
出発前から家の中で。
朝ごはん食べながら「楽しみだなー♬」って。
それは良いんですけど、バスの中でも、駅のホームや電車の中でもなっちゃってて。
アレはさすがに、どうなのかと。
2番っ子のチックは「主に首の縦振り+時々横振り(どちらも小さい)」なので、一度や二度見たくらいなら考え込みながら頷いている人くらいにしか見えないと思いますが。
電車の席にしばらく座っていると、前の座席にいる人や立っている人から
「ん?何あの人・・・」
みたいな視線を向けられるようになり。。。
昨年まではそんな視線を感じることはなかったのですが、如何せん2番っ子はビッグサイズ。
小六といえど、ホームで横に立っていた駅員さんよりも大きい身体。
そんなガタイで首を不規則に縦横振っていたら流石に目立つみたいです(汗)。
座席シートに並んで座っていたら、横からダイレクトにその振動が来るし。
どうしたもんかな。
幸いにも(?)、当の本人はその視線に全く気づいていませんけど。
対策を考える
止めなさい!と注意しても自分でコントロールできるものでもないし、余計悪化する可能性高しだし。
悩ましいところです。
でも真横にさえ座らなければ、他人に迷惑をかけるものでもないし(真横にいるからって害を与える訳でも無いけど)。
とりあえず
- リュックにヘルプマークをつけて前抱きする
- 隣席が空いている時だけ座る
という約束だけしました。
ちょっと訳ありでチックしてますけど、なんにも悪いことはしません。だから目の前にいても放っておいてネ。
と周囲に少しでも伝わるように。
いつ消失するのやら
スタンプラリーは、電車好きな2番っ子が鉄旅を自力で安全に楽しめるようになるため(自他共に)を目的として、家族で取り組んできました。
でもこのままだとちょっと心配 (´・ω・`)
指摘して、チックが出ないよう2番っ子にプレッシャーをかけることは簡単です。
多分私は、やろうと思えば迷いなく一発でできるでしょう。
しかしそれではどうにもならんし、悪化させたら元も子もない。
そんなことになったら2番っ子に申し訳ない・・・っていうか私が自責の念にかられるだけじゃ済まないことになるハズ。
いままでの努力はなんだったんだ!
完全に水の泡じゃ!!
ここは喉に出かかった言葉をグッと飲み込んで、ひたすら我慢です。
「見守ることも親の仕事」
「見守ることも支援のうち」
長丁場覚悟。
いくらでも付き合ってあげましょう。
2番っ子が受け入れてくれればの話ですけどね。