スポーツ庁が2016年度に実施した体力・運動能力調査の結果によると、小学校入学前にしっかり外遊びをしていたお子さんは、入学後も高い運動能力を持っている傾向にあるとのこと。
幼少期に身に付いた外遊び習慣が、その後の運動能力に大きく影響するんですね。
幼少期の習慣は楽しく身に付けるべし!
幼いお子さんに「やりなさい!」といきなりジョギングをさせようとしても「ヤダ~」となりますよね。
無理やりスポ少に入れても興味がなく嫌々やっても苦痛なだけです。
これでは伸びしろがあるものも伸ばすことはできません。
理想は『やらされてる感がなく、楽しめる』状況を作ることです。
やっぱり公園遊びが一番!
公園は安全に気をつけてマナーを守れば、こうしなければならない!という決まった遊び方をしなければならないということはありません。
自由です!
好きなように遊んでいいんです!
遊具で遊ぶもよし、走り回るもよし、サイクリングもよし、シャボン玉をするもよし、フリスビーを投げるもよし、散歩をするもよし、水遊びをするもよし・・・
色んな楽しみ方があり、好きなように組み合わせることができます。
あっという間に時間が過ぎていくことでしょう。
そして日本全国様々な公園があり、その数だけ様々な楽しみ方が広がるのです。
そしてそして、リーズナブルです!
掛かっても駐車場代くらいです!
お財布に優しく、家族で楽しい時間を過ごし素敵な思い出を作ることができます。
良いことばっかりじゃないですか!
私が公園遊びをすすめるもう一つのお理由
私は子ども時代に家族と遊びに出かけた経験がほとんどありません。
月に1~2回程、25mプールに父と兄が行くのについて行っていたことはありましたが、基本一人でクロールや平泳ぎを何周もしていました。
おかげで泳ぎは上達しました(笑)
しかし家族で公園に行って遊んだ記憶は皆無です。
家のそばに公園がなく、お友達とも公園遊びをしたこともほとんどありません。
ふと、私の小学校生活を思い出したんです。
休み時間や自由時間に「何して遊ぼう」となったときに校庭での遊び方が分かりませんでした。
その為いつもお友達がみんなで相談して、何をして遊ぶか結論を出すのを黙ってじっと待っていました。
室内遊びではお絵描きや折り紙など積極的に提案して楽しく遊ぶことが出来たのですが、外遊びになると急に積極性がなくなり且つイマイチ遊び方に慣れておらず内心窮屈な思いをしていました。
学校での室内遊びは比較的小人数ですが、外遊びは時として大人数でダイナミックなものになることもあります。
大きな集団のなかで遊ぶ機会が増えるにつれて、その際に積極的にのびのびと楽しむことが自然に出来るかどうかは、その後の社会生活にも大きく影響します。
私の場合、授業でのグループ学習も普段の友達関係や自分の立ち位置が大きく影響し、大勢の前で自分の意見を言うことも次第に苦手になっていきました。
決して友達関係が悪かったとか言うことではないのです。
ただ普段の遊びの中から広い空間で、自由に・積極的且つ創造的に遊ぶ経験を積まなかったことはその後の社会性にも強く反映されてしまいました。
社会性や積極性・創造性などは、意識して訓練をしたところで、「日々楽しく遊んで自然に」培ったものに遠く及びません。
成長してから、それらが乏しいことを自覚し意識して訓練をする必要性を感じて努力する場合に比べて、精神的な負担もだいぶ違うでしょう。
このことを踏まえてみても、日常的な公園遊びは是非おすすめしたい習慣なのです。
まとめ
つまり子どものうちに公園遊びを習慣的に行うと、運動能力や社会性、創造性によい影響をもたらすことができるのです。
是非、お休みの日に家族みんなで公園にお出掛けしてみていかがでしょうか?