年齢=障害者家族歴な主婦のドタバタのほほん日和

重度自閉症者のきょうだい児として育ち、結婚後は軽度知的障害児二人の母になりました。障害支援分野でNsをやっています ☆

コロナ禍の家族旅行とあの頃の記憶

みなさん、こんにちは。
せっかくの夏休み。
我が家は、家族四人+一匹で前月と同じ地域にこっそり旅行に行ってきました。
夜中に出発・車中泊をし、その後に前回と同じ宿に一泊二日してきました。
1日目の朝食は前回と同じ、早朝から営業している有名な駅弁のお店。
ここのお稲荷さんと唐揚げは目茶苦茶美味です!
店番をしているおばあちゃまは、腰が曲がっているにも関わらずあっちにお弁当を取りに行ったりこっちに会計をしに来たりと、いつも元気に動き回っています。
とても丁寧な方で、綺麗な言葉と細やかな気遣いをしてくれます。
味も素晴らしいですが、このような方がいるからこその有名店といった感じです。
前回と同様、静かな湖畔に移動しベンチに座ってみんなで食べました(虫除け必須)。
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お昼ご飯は、某グルメドラマのロケ地となった(前回とは違う)店に行ってきました。
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HPには14時までと書いてありましたが、行ってみると本日の受付は実際には13時まで。
12時58分頃に待機客リストにギリギリ名前を書き、滑り込みセーフをすることができました(危なかった!)
テレビに出てきた丼、食べました!
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美味しかったです🎵
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いつもは宿のそばの海でシュノーケリング三昧の我が家。
しかし今年は新型コロナウィルスにより日本の経済が打撃を受けているということもあり、先月に引き続き今回も屋外系観光施設に行きお土産を買ったりしてお金を落としてきました(貧乏なので微々たるものですが)
大体行くところは、犬も入れる施設です。
暑い車内に置いていくわけにもいきませんから。
今回行ったところは植物&動物園系施設ですが、療育手帳をフル活用しお得に入園してきました(お金をいっぱい落としたいのですが如何せん貧乏なので。涙)
当然ですが新型コロナウィルスの影響で、やっぱりどこも空いていますね。
広い園内の維持費、人件費、動物のためのエサ代や空調費、その他諸々・・・
1日の総入場料だけではとても間に合わないように素人目でも感じました。
なので「せめてエサ代の足しだけでも・・・」と、各動物に「エサやりをしたければ別途200~300円」と、料金を払って随所に置いてあるエサを色々な動物にあげてきました。
ペリカンに生き餌のドジョウや生魚のお頭をあげたときは、さすがに少しドキドキしました。
ペリカンって口でかいですね・・・(驚)
道端に孔雀の羽が二本落ちていたのでいただいちゃいました。
綺麗な景色を観ながらサボテンの花のソフトクリームを食べたり、ご当地ジュースを飲んだり、可愛い寄せ植を買ったり・・・。
気がついたら既に一万円近く翔んでしまいました・・・。
まぁ、いいや。
あとはマイダーリンのお財布から出してもらいましょう!(笑)
↓↓↓は拾った孔雀の羽です。 
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新型コロナウィルスの流行に伴い、観光業界などが苦しい想いをしているのだと肌で感じる今日この頃です。
10年くらい前に、マイダーリンの実家が代々経営してきた会社がリーマンショックの煽りを受けて突如倒産しました。
直前まで景気が良い会社でしたが、崩れるときはあっという間であっけなかったです。
マイダーリンに代替わりをして数年。
社長だった彼は破産しました。
自殺をして会社名義の負債を保険金で払おうとしたり、住宅ローンをチャラにしてなんとか私たち親子が困らないようにしようと画策していました。
それに気づいた私は「任せなさい!」と(生後3ヶ月の2番っ子に申し訳ない気持ちいっぱいでしたが)、育休を取らずに看護師として病棟ナースに復帰し誰よりも多く夜勤をこなし稼いできました。
一晩中母乳を出さないでいたために、帰宅後に高熱を出して寝込むことを何ヵ月も繰り返した日々。
自宅を手放さないように専門家の方に相談し、結婚後からコツコツ貯めた貯金をほぼすべて使いきってなんとか守り抜きました。
ただでさえ仕事はきつかったし、子ども二人とも障害持ちで幼いうちは母である私への世間の目も厳しくて、お金もなくて、夫は精神的に崩れてネジが外れたのか一時期私の稼ぎを散財するようになり、それでも「とにかく家族を守らなくては」とただがむしゃらに走り続けてきました。
しかし必死だったことはなんとなく覚えているんですけど、当時の記憶はほとんどありません。
可愛かったはずの、あの頃の幼い二人の姿も思い出せません。
それだけは、いまでも悲しいです。
いま、新型コロナウィルスの影響でたくさんのお仕事とそれに従事する人たちが困難に直面しています。
例年に比べて活気少ない園の現状を見て、覚えていないはずのあのときの記憶が一瞬だけ戻ってくるかのような気がしました。
きっと同じように、それ以上に苦しんでいる人たちがいるはず。
当時の我が家には私の看護師免許があったから、お金はなくとも稼ぎ口はたくさんあって、それでなんとか乗り越えることができましたが・・・(というか、現在進行形)
命は何よりも大事ですが、やはりお金も絶対に必要です。
どうすることが正解かは私には分からないけれど、感染予防に努めながら微力でも尽くそうと考えさせられました。

ご飯のあとは、ドライブして海の景色を眺めながらスーパーに行きました。
地域のスーパーで地元のお酒とかおつまみとか明日用の飲み物などを買っていつもの宿へ。
到着するとすぐに宿の方に挨拶して、テニスコートに犬を放しました。
テニスコートを使っていないときはドッグランとして使用してよいとのことで、いつも犬を全力疾走させて旅の疲れを発散させています。
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その後は岩風呂に入り、ディナーです。
ご馳走がいっぱい💕
ここ数年、年に二回以上来ているので標準的な料金でも他のお客さんグループよりかなりサービスしてくれます。
ありがたや。
子どもたちはここのご飯が大好きです。
食後はきちんと「ご馳走さまでした」と宿の方に挨拶しなさいと言っているのに、1番っ子はぶっきらぼうに「ご馳走さん」と言って通り過ぎて行きます。
冒険系のアニメやゲームで主人公が宿の人にそう言っていたのを真似ていたみたいですが・・・
本人はそれが格好良いと思ってなかなか変わることが出来ず・・・
なかなか自分の行動を変えることができないのは、ASDにはよくあること。
しかし障害故と言えども将来の自立を考慮すると、見逃してよいものといけないものがあります。
大人になってから他人様に怒られたり呆れられたり、それによって一人苦悩したり。
最悪の場合、自分の行動故にみんなから拒否されて孤独になることだってあり得ます。
子どもたちを数年前から知っているご主人たちは笑って受容してくれていましたが、私としては恥ずかしくて不安で、いつも部屋に戻ってから「なんとかしなきゃ」と叱っていました。
そのお陰か、今回はなんとか小声で「ご主人様、ご馳走さまでした」と挨拶することができました。
苦節数年・・・
やっと言えた(涙)
恥ずかしいのか顔を向けずににやけていたけど。
しかし「ご主人様」って・・・orz

さて、あれだけ食べたのに先程スーパーで買った地物のシメサバを食べちゃいました。
以前食べた時にスッゴい美味しかったので再度購入。
これまたスーパーで買った地物の焼酎を飲みながらつまんでしまいました。
シメサバなのに酸味が少なく、マイルドで口のなかでとろけるとっても美味しいシメサバなのです!
お酒も柑橘系の香りがたまりません!!
疲れ果てて早々と寝てしまった子どもたちを横目にシメサバを食べまくりました。
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さて、明日はシュノーケリングです。
チェックアウト時間後でも、毎回ご厚意で宿の駐車場に車を停めさせていただいています。
いつも本当にありがたやありがたや。
で、そのまま海へ。
お昼にお腹がすく頃には海を出るので車に戻り、着替えてご主人方にお礼を言って宿を後にします。
それまでは色とりどり・大小の魚たちと戯れてこようと思います。
すぐそばの船着き場が抜群且つ穴場ののダイビングスポットなのです。
込み合うこともないし、天気も良さそうだし。
楽しんできます。
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