喜怒哀楽がややはっきりし過ぎている1番っ子。以前から仲の良いお友達含め複数の同級生からしょっちゅうからかわれていました。反応が面白いのかもしれません。
仲の良いお友達のお母さまとは学校行事で会って挨拶・お話をするくらいの間柄でしたが子ども達の中の良さをお互い認識しており、1番っ子がからかわれたり反対にからかい返したり、時にはその延長で喧嘩、でもすぐに仲直りする。を繰り返すのを「またやったんですってね~(笑)。まったくしょうがないですね~」と笑ってよく話していました。
他の同級生とも支援級の先生に手助けしてもらいながら毎回すぐに仲直りして、なんだかんだで平和に楽しく学校生活を送って来ました。
しかし6年生になってから1番っ子の学校生活に暗雲が・・・
環境が激変
誰も悪くはありません。長い人生、そういうこともあるのです。
でも1番っ子にはキツすぎたのかもしれません。
先ず年度末に先生の異動によるお別れがありました。
低学年の頃から支援級で1番っ子を見守り支えてくれた先生。しかも複数人。
でも1番っ子は頑張ったと思います。恥ずかしがりやな子ですが、きちんと感謝と別れを伝えることができました。帰ってきてから泣いてましたけど。
新しい学年・新しい担任の元で心機一転、張り切ってスタートした6年生。
しかし更なる別れが突然やって来ました。
1年生のときから仲良くいつも一緒だった、中学も高校も一緒だと約束していたお友達が引っ越しをしてしまいました。
発表は引っ越しの一週間前。
1番っ子にとっては青天の霹靂。かなり落ち込んでいました。
それと同時期に低学年の頃から仲良くしていた別のお友達も突然の転校発表・即お別れとあうこともありました。
この頃から家庭での口数が激減しましたが、私は見守ることしかできず・・・。
みんなそれぞれ新しい環境で孤軍奮闘し頑張っているのです。
寂しいかもしれないけどみんなを心の中で応援しよう、そしてこれまで過ごしてきたこの小学校のいまの環境を大切にして過ごしていこう、と話し合ってきました。
さらなる試練が
友達との別れとほぼ同時期にさらなる衝撃が走りました。
普通級の担任の先生が体調不良により数ヵ月休職することになりました。
ゆっくり休んでほしいです。無理しないでほしいし、最高学年として先生を労れるようになってほしい、みんなで協力してこの状況を乗り越えてほしい。
きっと今もみんなで頑張っているのでしょうけど・・・
人間関係で苦しんでいる?
最近になって普通級のクラスメートから追いかけ回され悪口を言われる、蹴られるなどの報告を1番っ子から受けるようになりました。
頻度としては2~3日に1回くらい。
でも聞くとお互いに名前をもじって呼び合ったりしているうちにヒートアップしての結果みたいで・・・。お互い様じゃね?
っていうか、6年生なんだからそういう関わり方はもう卒業する時期じゃないのでしょうか(汗)?
最近では1番っ子と、このようなときはどう対処するかについて話し合っています。例えば
・いじめと感じるものに対して暴力はいけない。やり返さない
・「やめて」と周りの人に聞こえるように言う
・困ったことはすぐに先生に言う。何日もたってから思い出して「まえに〇〇されて~」とかは言わない
等々。これならば1番っ子でもできる、こうすれば状況をややこしくせずに先生も対応しやすいと思ったのです。
そしてもしもふざけ合いの延長ではなく本当にいじめだった場合、相手に「遊んでいただけ」「そんなつもりはなかった」という言い逃れはさせないために。
喧嘩といじめの違い
子ども達と接しながら私なりに考えてきました。この2者は一見似ているようで全く違う。それによって本人も保護者も対応を大きく変えなければならないって。
喧嘩・・・お互いの考えがかみ合わずに一時的に怒りの感情がぶつかり合うこと。原因は分かりやすく、なかには誤解によるものもある。当事者の行動は単純・幼稚で周りが呆れることも多い。人前で堂々と行われるため可視化しやすく、先生などの第三者が介入することによりお互いの感情が落ち着き早期に収束しやすい。
いじめ・・いじめる側が優位に立ち、相手を排除しようと一方的に追い詰める行為。きっかけや原因ははっきりとしないが、当事者間では立場の優劣が明確であるため互いの感情がぶつかり合うことはない。そもそもいじめる側は冷静で怒りはない。当事者以外の人間も参加するようになり集団化すると共に長期的且つ複雑・高度化しやすい。第三者には気付かれないようにこっそりやるため周囲に現状を把握されにくく介入が難しい。いじめる側が気が済むなどして止めない限りは収束しない。
1番っ子は喧嘩っ早いところが結構あり、引っ越してしまった仲良しのお友達ともしょっちゅうポカポカやっていました。でも毎回すぐに仲直りして、あちらの親御さんとも学校で会うたびに「いつもすみませんね~」とお互いペコペコしていました。暴力はいけないけど、結局はお互い様だと。でもなにがなんでも怪我をさせては駄目だ言い聞かせようとお互いに話し合っていました。
ところで今回の普通級のクラスメートとのトラブルはどちらかと言うと前者に近いような気がするのです。この目で確認していないのではっきりとは分かりませんが。
なのでもう暫くは1番っ子の話を聞いて支援級の先生に報告・相談をしながら様子をうかがうことにしました。
対策は経験をもとに
上記の対策は、実際に言い逃れが上手なお子さん(仮にAさんとします)とトラブルになった経験から我が家では絶対的なお約束となりました。
まぁ、このトラブルは小学1年生の時のものなので、6年生となった現在はどこまで有効かは分かりませんが。
小学校入学時から1番っ子は心配性な私がそばにいることを嫌がり、登下校の付き添いも拒否していました。
それは「みんなと同じようにきちんとできることを証明したい」「みんなと同じように出来ればみんなみたいに友達ができる」という想いがあったからだと思います。
話し言葉も片言でまだ気持ちを言葉でうまく表現できませんでしたが、1番っ子は幼稚園時代からその想いが強いことを母は分かっていました。
そんな1番っ子に入学時に真っ先に声を掛けてきてくれたのが違う幼稚園出身のAさんでした。
Aさんはいつも大きな声で一所懸命1番っ子の名前を呼び、1番っ子に「〇〇しよう」「こっちだよ」と話しかけてくれました。なぜか話しかけるときの目線は1番っ子ではなく、いつも私に向けられていましたが。
1番っ子は早速優しいお友達ができたことに大喜び。一生懸命大きな声で話すことと視線が私に集中していることに【?】と感じながらも、自分から1番っ子を気遣ってくれる姿に「Aさんはなんて出来た子なんだ」と驚きました。
今思えばAさんは1番っ子ではなく、入学時から1番っ子のそばにいる支援級の先生と登下校時に学校に現れる私に興味があったのでしょう。
しかしそれもGW頃を境に段々と変わってきました。
学校の中ではいつも積極的に声を掛けてきて親切にしてくれたAさんですが学校の外に出た途端、1番っ子が一緒に帰ろうと話していたお友達に声を掛けて「同じ幼稚園の人だけで一緒に帰ろう。1番っ子は違う幼稚園だから来ないで」と言って走って逃げたり、放課後に近所でお友達と遊んでいると突然やって来て同じようなことを言って仲間外れにしたり。
最終的に1番っ子はいつも泣いていました。でも「Aさんは小学校で初めてできた優しいお友達だから仲良くしたい」と片言な言葉で訴えていました。
Aさんが来たら理由を付けて引き離せるようにいつも1番っ子に付き添っていましたが、それを拒否する1番っ子。せめて「仲間外れはやめて」とAさんや一緒に遊んでいたお友達に注意はしましたがほとんど効果はなく、段々エスカレートしていきました。
休日のマイダーリンが見守る中で近所のお友達と遊んでいるときに(私はそばでよちよち歩きの2番っ子を遊ばせていました)、Aさんがお母さんと一緒に通りかかり合流して遊ぶことになった際、いつものようにAさんが1番っ子を仲間外れにしようとしました。
それを見たマイダーリンは「ちょっとひどすぎるんじゃないか」と苦言を呈し注意をしようとしました。
するとそばにいて様子を見ていたAさんのお母さんは、空気を感じ取ったのか私の所に寄ってきて「ママ(私)、思いつめないで。~~~~~(もう何を言われたか覚えていません)」と突然私の肩に手を置いて大きな声で私を慰め始め(?)、一通りしゃべったら私の返事を待たずに「買い物に行かなきゃ~」とAさんを連れて立ち去っていきました。
色々と思うことがありAさんとの関係をそれとなく支援級の先生に相談しましたが、まだ入学してちょっとという時期だったこともあり中々的を得ていなかったのかもしれません。私が目撃した限りではAさんは学校内では新入生の中でもすでに優等生のような振る舞いをしており、大人からは一目置かれているだろう様子だったため毎回どう伝えればよいのか迷っていました。
幼稚園時代に先生方から残念な扱いをされた経験から、入学して早々に先生や他の保護者と波風を立てずに平和に過ごしたいと私も強く思っていたのです。
(それについてはこちら↓↓で)
ある日、下校時に私と幼い2番っ子と一緒に1番っ子が下駄箱にいるとAさんと他のクラスメート3人が「一緒に帰ろう」と声を掛けてきました。
私は内心嫌な予感がしましたが、1番っ子は喜んで咄嗟に4人の後を歩き始めました。
私は理由を付けて違う方向から帰ろうと考えがら1番っ子に話しかけました。
しかし校門を出てすぐに4人で「やっぱり一緒に帰らな~い。4人で遊ぶ約束したから急いで帰らなきゃ~」と言って走り出し、それを見た1番っ子は「待って~」と泣きながらあとを追いかけて行ってしました。
私は2番っ子を抱きかかえて追いかけました。1番っ子の名前を呼んだけど私の声には見向きもしません。
そんななか追いかけてくる1番っ子に向かって4人は「一緒に遊ばない人とは一緒には帰らない」と言って地面に落ちている小さな小石や葉っぱを投げてきました。
怪我をするようなものではありませんでしたが、私は頭にきて「いい加減にしなさい!」声を荒げました。
その私の様子を見て「マズイ」と思ったのか、他の3人は真っ先に泣きじゃくる1番っ子の所に駆け寄ってきて「ごめんね」と必死に謝っていました。
でもAさんはその場から動かず「一緒には遊ばないよ。みんな早く行こうよ~」と大きな声で3人を一所懸命呼んでいました。
3人は「いまはダメ」とばかりにAさんに目配せをしていたのですが全く通じず、一緒に帰らない理由を自分なりに正当化し(?)ひたすら3人を呼び寄せようと頑張り声を上げ続けるAさん。必死過ぎて周りが見えなくなっていたのでしょう。
その姿を見て、良くも悪くも「やっぱりこの子は他の子と違う。一年生だからと油断してはいけない」と確信したのでした。
しかしその後から1番っ子とAさんとの間で明らかなトラブルはほとんど見られなくなりました。少なくとも私の前では。
というのも、先述の1年生のときから仲良くいつも一緒だった、中学も高校も一緒だと約束していたお友達の存在が1番っ子の中で大きくなっていったのです。
そのお友達は1番っ子と同じ支援級に所属する子でしたが、同じく普通級のクラスメートであるはずのAさんには興味を持ちませんでした。そして1番っ子とときには喧嘩することはあってもすぐに仲直りをして、毎日笑顔でじゃれ合いながら一緒に過ごしてくれました。
多分、支援級の先生は何も言わなかったですが、Aさんの様子を見て何かを感じたのか、学校内で1番っ子と関わらないように壁になってくれていたのかもしれません。毎日業務に追われ忙しいはずなのに支援級の子ども達にとても一生懸命な先生で、いつも1番っ子の味方をして必ず守ってくれようとする先生だったのです。
そんな中もう少しで1年生も終わるというある日、行事で学校に出向くと知らないお母様方3人に呼び止められました。1番っ子のクラスメートの保護者さんだったみたいです。
そのお母さま方から「今年はAさんがお世話係を買って出てくれてよかったですね。一年生のうちからそんなお友達に会えてAさんには感謝ですね」とにこやかに言われました。
私は1番っ子がAさんから離れることができて良かったと心からホッとしていたのですが、そのお母さま方曰く「幼稚園の頃から面倒見がいいAさんが、入学してすぐに1番っ子を気にかけて以来、一生懸命関りを持って1番っ子を支えていた」ととある保護者から聞いたとのことでした。
その上で「来年からはお世話係が必要な子は、普通級の方には顔を出させずに支援級だけで過ごさせてほしい。お世話する側の負担をきちんと考えて」とさりげなく釘を刺されました。
一体何をどのように聞いたんだか・・・
大集団ではついていけない1番っ子ですが小集団ならばなんとかやれる、支援級の先生にサポートしてもらいながら学校生活も学習も本人なりに自律できるように、という考えから支援級に入級したのです。そもそも本人も「みんなと同じようにきちんとできることを証明したい」「みんなと同じように出来ればみんなみたいに友達ができる」と意気込んでいたのです。
お世話係って何?誰が必要としたの?そもそも一年間先生たちとのやり取りや1番っ子の様子を見ていて、そんなものが存在している様子なんてこれっぽっちも感じなかった。それとは反対に、支援級の先生は1番っ子と仲良しのお友達が頑張れるように毎日上手に促してくれていると有難く思っていたのです。
でもお母さま方は「とある保護者は、Aさんが1番っ子のお世話係を頑張ってやった。だから1番っ子はなんとかこの1年間やってこれたんだと話している」と教えて(?)くれました。
一歩的に、ただ「聞いたんだ」と・・・。
色々と悔しい気持ちでグチャグチャになった私でしたが、このことについては反論もせず先生に相談もせずにグッとこらえました。
支援級の先生は本当に一所懸命で、1番っ子に本当によくしてくれました。他のお子さんの支援もあり業務過多の中、子ども達の学校生活が安心できるものになるように心を砕き、私が1番っ子の課題やトラブルを相談するといつもすぐに対応してくれました。何かあればすぐに助けようと動いてくれました。すごいお世話になったのです。
この件は1番っ子のではなく親同士のトラブル。だから相談すべきではないと。こんなことで先生に負担をかけてはいけない!と思ったのです。
そしてこのときの出来事で学んだのです。
きちんと周りに伝わる証拠を残さないと。
すなわち周囲の人たちに「自分は嫌な思いをしている」ときちんとアピールすることを。
ただ泣くだけでいつもその場から置いて行かれる1番っ子。
思えばAさんみたいに大きな声を出して一生懸命「やめて」と訴えていれば、周囲の目を引くことができたのかもしれません。
周囲にいじめをしていると気付かれれば、1番っ子のお世話係を頑張ってやっている自分像が崩れる為にAさんは堂々としてこれなくなくなったのでは。可視化されればあっという間に保身のために大人しくしたでしょう。
逆にAさんに、もし1番っ子がカッとなって手を上げることがあれば、真っ先にそれを公にし第三者の前で攻め立てられ更に追い詰めらることもありました。
だからいじわるされたからと言って手を出すようなことをしてはいけないのです。
1番っ子の状況が不利になり、あちらはさらに優位になるでしょう。第三者が介入しても公平に対処することは難しくなります。
また、当時はまだ一年生だったために「親である私が守ってあげなくては」と私はいつもそばに居ましたが、その都度「やめて」と私から言うだけで終わらせるのではなくもっと先生を信頼して躊躇わずに溜め込まずに見たもの聞いたものをすぐに報告すればよかったです。
あとから「色々あって・・・」と報告されても長期化・複雑化したあとだと要点を掴めないかもしれないし、その分対応も難しいでしょう。今更感もあるでしょうし。
毎日のように支援級所属の子の保護者は連絡帳で支援担任の先生と連絡帳でやり取りをするので、そこに淡々と見聞きしたこと書いていけば状況証拠も残せていたのに。
それすらほとんどしていなかったばかりに「親同士のトラブルレベルになってから言っても迷惑だろうし」と、そこで片づけざるをえなかったのです。
当時はまだ小学生の保護者として入門者レベルだった私。子ども達にも先生にもどう対応すればいいか分からずにひたすら悶々としていました。。
但し、それでも先生は何かを感じ学校側に伝えてくれていたのでしょう。
その翌年から最終学年になる今年度までずっと、1番っ子の普通級クラスはAさんのそれとは異なるものでした。これは偶然ではないような気がします。
最近不穏な空気を感じる
話は戻りますが、これまで1番っ子の心の支えになってくれた先生とお友達が次々と小学校を離れていきました。
それと同時期に再びAさんが1番っ子と関わりを持つようになってきたのです。
クラスが違うのになぜ?と疑問に感じていた私。でも、もう5年も前のことだから子ども達も精神的に成長してお付き合いが出来るようになったのかもしれないと静観していました。
先月、6年生は現地集合現地解散の行事がありました。送迎は保護者がしなければなりませんでした。
送りの際に集合場所まで一緒に行くと、先に到着して集合・着席している集団の中からAさんが真っ先に立ち上がり1番っ子に駆け寄ってきました。
そして離れたところにいる私を何度かチラチラ見ながら、到着した子がすべきことを私にもはっきり聞こえる大きさの声で一生懸命1番っ子に教えて誘導しようとしてくれました。
その後すぐに今年担任になった支援級の先生が来て1番っ子を誘導してくれましたが、あのAさんの行動は入学したばかりの頃の様子とまるで一緒でした。
少し胸騒ぎがしました。
そして先週。
1番っ子は泣いて帰ってきました。滅多に人前では泣かない1番っ子が声を殺して涙を流しながら歩いて帰ってきました。
自宅の方向が同じなのでよく一緒に下校している同じく支援級所属のお友達と帰ろうとしたらAさんが来て、お友達はAさんと話した後に一緒に走って行ってしまった。「待って」と言って追いかけたけど逃げられた、と・・・・。
1年生の時のことが頭をよぎりました。
そしてすぐに支援級の先生に連絡帳で簡単に一年生のときのことと今回のことを報告しました。
すると翌日、支援級の先生は一緒に逃げたお友達の方に事情を聞いてくれました。
それによると
・一緒に歩いていたけど一緒に帰る約束はしていなかった
・逃げたつもりはなかった
・Aさんが来て一緒に電車ごっこをすることになった。「乗り遅れるから急げ~」という感じで走り去っていった
と。本人は自覚はなさそうだった、と・・・・・。
私の心の中が、いま猛烈にざわざわしています。
Aさんは下校時間以降に仕掛けてきます。先生の目も届かないし他の子たちも状況をつかみにくいからでしょう。
・いじめと感じるものに対して暴力はいけない。やり返さない
・「やめて」と周りの人に聞こえるように言う
・困ったことはすぐに先生に言う。何日もたってから思い出して「まえに〇〇されて~」とかは言わない
元々はAさんからによるいじめ対策で掲げたお約束でした。
でもあの頃はまだ1年生でした。いまはもう6年生。あの時よりも高度化した、周囲からは分かりづらい方法で仕掛けてこられたら1番っ子に対応できるかどうか・・・
これから先を考える
これまで一度も「学校には行きたくない」と言ったことはない1番っ子。
でも「しばらく支援級だけにいたいな」と弱弱しく話すことはありました。
支援級だったら先生が守ってくれる、安心して過ごすことができる。
入学してからいままで、1番っ子にとって支援級がどんな場所だったか、先生たちがどんな風に支えてくれたのか、1番っ子を見ていればわかります。
それについてはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
でも来年はもう中学生。小学校の支援級から巣立たなければなりません。
ますます人間関係が複雑になっていくなかで第二、第三のAさんが出てくるかもしれない。もっと巧妙かもしれない。私を含め周りの大人は気付けないかもしれない。
それに、小学校入学時みたいに私がそばで守るにも年齢的に無理があります。
もしも今度こそ「学校には行きたくない」と言われたら・・・
1番っ子のことだから十分に耐えた結果でしょう。
その時は学校に行かせずに他の場所で過ごす選択肢を持たせてあげたいです。支援級のおかげで1番っ子は家族以外のひとを信頼すること・家庭以外の場所で安心して過ごせることの尊さを学ぶことができました。本人なりに社会とのつながるをことの大切さを理解することができました。
そして我が家でもずっと頑張ってきました。
料理は絶賛勉強中ですが、それ以外の大体の身の周りのことは自分で出来ます。そもそも最初からお世話係なんて必要ないことぐらい、自宅での様子を見ていればわかります。
20時になれば誰に言われなくても翌日の準備をするし、宿題やその他の学習に取り組む習慣も身につきました。
「自分のことは責任を持って自分でやる力」と「社会にきちんと所属し日々を送る力」の基礎は獲得できました。
もう学校以外でも、1番っ子の特性に合わせてきちんと厳選した場所ならばやっていけるでしょう。
だからこそ今更学校にこだわっていじめの渦中に身を置く必要はないと思うのです。
だったらフリースクールでもいいかな。
念のため探しておこうかな。
取り敢えず資料請求しておこうかな。
そんな気持ちを胸に秘めてこっそり行動に移しつつ、しばらく1番っ子を見守っていこうと思います。
このまま見守るだけで無事に済めばいいんだけど・・・・