年齢=障害者家族歴な主婦のドタバタのほほん日和

重度自閉症者のきょうだい児として育ち、結婚後は軽度知的障害児二人の母になりました。障害支援分野でNsをやっています ☆

社会の中で安全に「好き」を楽しむから得られる希望

10/14、仮面ライダーギーツのファイナルステージに1番っ子と二人で行ってきました。

三軒茶屋駅から徒歩10分弱。

昭和女子大学人見記念講堂でやるステージショーです。

f:id:himawari0growing:20231031124404j:image

これまで私たちは色々な仮面ライダーショーに足を運んできました。

遊園地のショーやスーパーライブ。

地方公演に車中泊をしながら家族で行ったこともあったし。。。

そんな中でも、今回はピカイチに特別なもの。

なぜなら、本物のメイン俳優さん達が登場するのですから!!

f:id:himawari0growing:20231031124348j:image

マジで!マジでカッコよかった!

「芸能人オーラ」って都市伝説じゃなかったんだー(ღ✪v✪)ウットリ

ツムリちゃんが眩しい!!

美人すぎでしょっ(><)メガ……メガ(><)……

俳優陣の録音音声に合わせてスーツアクターの人たちがアクションを繰り広げるステージはいっぱい見てきましたが、ご本人のリアル声を聞きながら生演技を観れるなんて、初めてすぎて感動ワッショイバンジージャンプじゃ〜。゚( ゚இωஇ゚)゚。

私と1番っ子二人分、二時間分の公演チケットは諸々手数料も合わせて一万七千円。

正直「お高いなー」と思いましたが、やっぱりお値段以上の価値はありました。

1番っ子の幼児期に父(マイダーリン)が代表を務める、祖父の代から続いていた会社が倒産し借金を抱え、昼も夜と問わず休日もなくがむしゃらに働いてきましたが。

あれから、もうすでに10年以上経ちました。

やっと経済的危機から脱して、1番っ子にこんな素敵な時間をプレゼントする程度には復活できたなんて。

あっという間過ぎてここ数年の記憶はあやふやだけど、取り敢えず母としてよく頑張ったと自分を褒めてあげたいです。

そんなこんなで会場入りして悦に浸る私の横で、1番っ子は颯爽と公演グッズを買いまくっていました。

公演後のハイタッチ券も!ウフ“ᕕ(*ᐛ*)ᕗ,,f:id:himawari0growing:20231031085538j:image

お手伝いで小銭稼ぎをしたりお小遣いを貯めといて良かったね。

 

「好き」は主体性の原動力

目標があるってすごいです。 

主体的に計画を立てて、実行できることを証明しちゃうんだから。

幼少期から貧乏なりに色々なところに行って遊び回ってきたけど、全てはこの時のためです。

自分の「好き」を見つけるため。

そして社会的マナーを身につけ、他人に迷惑をかけず自分が困ることなく「好き」を堂々のびのびと楽しめる人間になるためです。f:id:himawari0growing:20231031151927j:image

しかしバスや電車に乗るだけでも教えるべきことはいっぱいあって、注意という名の一触即発を公衆の面前で何度してきたことか。

 

降りる人優先でしょっ。

二人掛け以上の座席に荷物を置いて占領しちゃダメっ。

なかほどまでお進み下さいって言われているのに入口そばで立ちすくむなっ。

通路の真ん中で止まって通行を妨げないっ。

両手をブンブン振り回して歩くなっ。f:id:himawari0growing:20231031151046j:image

私から注意されるとこれみよがしに舌打ちしたり睨み返してきた1番っ子( `^´* )フンッ

挑戦的な表情をして、他人の迷惑には我関せず、自分の好き勝手に振舞おとしているそのさまを見て怒り心頭な私・・・なんてしょっちゅうで。

でも二人で高校見学に行ったある日の帰り道、用事があって先に私だけ降車した時。

こっそり振り返って見てみると、出発したバス車内できっちり自分を正した1番っ子がいました。

なんだよ!ついさっきまで注意する私に「ウゼーよ。BBA」って態度全開だったくせにさ(   ¯꒳¯ )

でも、「この子は社会に合わせて生きていけそうだー」って、その姿を見て内心ホッとしたものです。

 

ギーツも言っていたじゃん?

「誰もが幸せになれる」って。

 

確かに。

でもそれを実現するためには力が必要なんだ。

1番っ子はその力を発揮できる人になるために、ずっと頑張ってきました。

だから、顔上げて前向いて、自分の足で歩いていこうぜ!

母はそろそろ、君の手を引く役を退くからね。

 

拍手の調整

はて、舞台では俳優陣の方々が観客を喜ばせるために一生懸命頑張ってくれていました。

素敵…( ⸝⸝o̴̶̷̥᷅  ̫ o̴̶̷̥᷅⸝⸝ )ウルウル

1番っ子は、そんな彼らに敬意を示したかったのでしょう。

後半のトークショーでは、誰かが発言する度に拍手喝采。

(๑✪∀✪ノノ゙✧パチパチ

気持ちはスタンディングオベーション!!

(๑✪∀✪ノノ゙✧

(๑✪∀✪ノノ゙✧✧

(๑✪∀✪ノノ゙✧✧✧

 

って、うるせーよ!!!!

基本はちゃんと行儀よく座って話を聞いているけど!

隣に座っている私の耳にグワングワンに響くくらいの拍手をしなくてもいいじゃん(汗)。

喜びや感謝の気持ちを伝えたかったんだろうけどね。

自分も、このステージを作った人たちも、他の観客の人たちも、気分よくいられるようにもう少しトーンをダウンだよ。

と、その場でコッソリ伝えました。

①……ソッカ(*꒪꒫꒪)(  ._.)(*꒪꒫꒪)(  ._.)コクコク

 

そう、これからは「気分よく」を意識して生きていけばいいのです。

今までは「なんとかしなければ」ばかりでした。

「社会や他人に迷惑をかけてはいけない」

「でも自分も大切にしなければいけない」

mustを身につけることは簡単そうで、しかしなかなかの手こずりっぷりでした。

しかし敢えてそこを強調しなければいけないのは過去の話です。

これからは「より良く生きる」の better を大切にしていきましょう。

また行こうね!

術後九ヶ月の検査と診察

昨年12月に子宮内膜異型増殖症という病気になり大学病院に入院・子宮全摘出手術をしました。

もう少しであれから一年。

月日の流れは早いですな。

先日、術後の診察や検査があり、数ヶ月ぶりに大学病院婦人科を受診してきました。

今回はそのお話。

 

事前に血液検査だ!

術後の経過を見るために造影CT検査をすることに。

前回の診察時に検査に備えて「造影剤を使用しても大丈夫か」を質問紙にて確認。

ちょうど一年くらい前の術前検査は、全然大丈夫だったから問題ありません。

そして受付の方から「造影剤CTをする前に血液検査をしなきゃいけないからCT予約時間より早く来てくださいねー」と帰宅前に言われ・・・。

そんな記憶を頼りに、当日は9:30予約のところ9:00前には大学病院に到着。

そのまま臨床検査室に直行しました。f:id:himawari0growing:20231008101345j:image

が、しかし、、、読みが甘かった。

朝の大学病院は混んでる混んでる( ̄▽ ̄;)

血を抜くために一時間は待ちました。

私の肘正中皮静脈たちは非常に見つけにくい、採血泣かせの血管です。

私も分からないし。

病棟看護師時代にこんな患者に当たったら嫌だったろうなー。

我ながら小憎らしい管たちです。

妊婦健診の時も散々刺され、それでも血が出ず、担当看護師さんに「ちょっとこの人全然ないんだけどー!」と他のスタッフさんに伝えるためか大声で怒られたことあるし(対応的にダメな部類だと思うけど)。

しかし!

今回担当する検査技師さんは超ベテランさんです。

なんせ私が看護学生時代からこの病院で血を抜きまくっている人だから。

「学生時代の健康診断でもこの人に抜かれたな」と思いながら腕を差し出すと

(ベ)「これは・・・・・・分かりにくい!」

(私)(まえにも言ってたね)

しかし、ささささささささささと肘の内側を撫でながら

(ベ)「・・・・・・これだ!」

シャキ、スチャ、ブス、チュー

とばかりに手際よく私の血を抜き取ってくれました。

さ、さすが。

あまりの手際の良さに、目を皿にして凝視してしまいました。

いまの血管は尺側皮静脈ですか?

 

次はCTだ!

30分ほど待って「血液検査の結果は問題なし」。

では、検査着に着替えて造影CTをしましょう。

時すでに11時前。。。

大学病院のご利用は計画的にしましょうと自分に言い聞かせました。

しかし運良くCTは直ぐに呼ばれて、機械の部屋に入室。

f:id:himawari0growing:20231008100919j:image

おお、大きい機械だな。

これ一億円くらいするんでしょ?

すごいわー。

と頭の中でブツブツしながら台の上に横たわり、担当看護師さんに造影剤注入用の針をブスッとされ、いよいよ検査開始。

横たわっていれば直ぐに終わるんだよなー。

とボーッとしてたんですよ。

(看)「造影剤、入れますねー」

造影剤って流し込むとみるみる身体が温かくなっていくんですよね。

ほんと不思議。

と、思っていたら。。。

 

く、苦しい!!(ちょっとだけ)

喉の奥がムズムズしてきて息がしづらい。

咳をすれば楽になりそうだけど、今ちょうど造影CTの撮影中だから咳き込みの動きはNGだよなー。

そもそもここで咳き込んだら、折角有給取って来たのに撮影自体ダメになるんじゃね?

と思いながら、「撮影中」を表すランプの点滅を凝視。

我慢だー、すぐ終わるからひたすら我慢だー。

そして点滅がなくなったのを確認してゴホッゴホッと二回だけ咳き込みました。

すると機械を通して担当看護師さんの声が。

(看)「いま咳しましたね!?咳出ましたね!?」

うっ、はっはい。

看護師さんとドクター二人を連れた検査技師さんがやって来て、腕に血圧計を付けられ酸素飽和度測られ・・・。

(看)「このタイミングでの咳は造影剤のアレルギー反応かもしれないです。血圧170・・・。いつも高いですか?」

(私)(コレは下手なことを言ったら面倒なことになるぞ) 「高い時もあればそうでない時も・・・ある、はず」

そりゃ当たり前〜( °꒫° )とばかりにみんな無言に。

なんか微妙に恥ずかしいぞ。

発疹などの皮膚症状はないかもチェック。

(看)「右手首に赤い点々が」

(私)「それはガーデニングしてて虫に刺されたやつです!」

(看)「念の為胸元やお腹も見せて下さい」

ぎゃー!

まな板の上の鯉状態で検査着の前を問答無用に開かれて。

私のボロボロのタンクトップや三段腹を皆さんにお披露目する運びとなりました。

そんなこんなをしているうちに変な喉の感じも治まって、その他異常は見られなかったため放免となりましたが。

は、恥ずかしかった。

今まではなかったけど造影剤アレルギーがあるかもだから、次からは検査予約前にそれを伝えて受けないようにしよう。

40代だし、若い時にはなかったそういうものがこれからは出てくるかもですね。

 

やっぱり金はとぶとぶ

その後の診察では「造影剤CTやその他内診等の結果異常なし」と。

そりゃよかった。

さて、お会計です。

血液検査、造影剤CT、診察での検査etc……。

しめて12.000円弱。。。

やっぱり高いなぁ。

去年の八月に子宮内膜全搔爬術を受けてから、多分この病気のために20万円近くの医療費が飛んでいきました。

入院したり病院通ったり、時間もかなり消費したし。

必要とはいえ勿体ないなぁとしみじみ思うのです。

やっぱり病気はしないに限る!

というわけで、健康維持のためにウォーキングに勤しむ今日この頃です。

 

空手昇級できた〜

先日、我が家の子供たちが習っている空手の昇級試験がありました。

前回は1番っ子は合格、2番っ子は残念ながら不合格となりましたが、今回は二人揃って見事合格!!f:id:himawari0growing:20231002094723j:image

前回は涙を流して、自分自身に悔しさを覚えていた2番っ子ですが、これにて一つ大きな山を越えることができたようです。

1番っ子は紫帯、2番っ子は緑帯です。

他人と比べるのではなく、自分と向き合い前に進む日々を積み重ねた成果が目に見えるようになってきました。

本人たちも自信がついてきたのか、「もっと上に行きたい!」という気持ちが強くなっています。

地味でも面倒でも褒めてくれる人がいなくても、自分のために努力ができるって素晴らしいことです。

これはもしや「マズローの欲求階層説」の最上位にあたる「自己実現の欲求」段階では。。。
f:id:himawari0growing:20231002095944j:image

きっと「それなりに満たされている」ってことなのかな?

うむ、良きかな良きかな。

絶賛チック出現中

2番っ子のチック出現に初めて気づいたのは、彼が四年生の時。

徐ろに首を縦横にプルプルピクピクと振る (((((((・ω・)))))))

とにかく小刻みにプルプルピクピクと振る((((((   ⍢   ))))))

断続的にピクッ…プルプルッ………ピクッて感じで、ある日突然始まりました。

その姿をナンダコレ?と思いつつ眺めていたのですが「あぁ、多分チックだ」と。

当時2番っ子は、日常的に「とある同級生の個人的な憂さ晴らしの道具」的な扱いをされていました。

恨み辛みとは違う、これまで感じたことのない悪意や欲求不満をぶつけられ、本人は大分戸惑っていました。

1番っ子が受けたイジメと本質的には変わらないと思うのですが、この同級生は「影でコソコソ嫌がらせ・仲間を募り計画的に集中狙い」というよりは「堂々バレバレ・自分一人で複数の子に向け数打ちゃ当たる」のタイプでした。

馬鹿にされ悪口を言われ、暴力までふるわれ。

隠されたものは筆箱に水筒に靴 etc…

見つけた時は単に「ソコにあった」ではなく、掃除用のバケツ(水入り)の中に浮かんでいたり排水口の穴に突っ込まれていたり。

しかも相手は知的健常児の思考力ソコソコ有りヨロシクで、大人から注意されても口達者にかわし悪びれもしない(バレバレなのに)という、なんともめんどくさ。。。

授業妨害や教室内で小刀を振り回しながら走るなどもあり、日中に保護者を呼び出すこともあったそうな。

先生、大変 (✘д✘๑;) ³₃

先生からちょくちょく謝罪の電話を頂くこともありましたが、イヤイヤ先生が謝ることじゃないですよー、全くソイツとその親をぶん殴ってやりたいが謝ることですからー。という会話を繰り返していました。

 

2番っ子は完全平和主義的人間なので、教室内の険悪な空気もかなり辛かった様子。

それでも毎日学校に行って、支援級だけでなく普通級の授業にも参加して、という生活を送っていたところ・・・

② :(´◦ω◦`):

私「ん?」

② :(  ´ ºωº `  ):

私「・・・んん?」

② 《 *゚ω゚ * 》プルプル

私「・・・・!!」

となったわけです。

それでも学年末まで当時の支援級の先生(初恋)や普通級の先生は、献身的に2番っ子を支えてくれました。

そのおかげで2番っ子は学校を嫌うことなく、どちらかと言うといまも変わらず好きな方。

たまに欠席をすると

②「家で休んでいても暇だから明日から学校行きたい」

と自分から言ってますし。

 

昂るとプルプルする謎

チックってストレスや緊張が高まると生じるものだと思っていました。

でも2番っ子の首振りを見ていると

  • 大好きなマックを食べる時
  • 旅行に出発する時
  • 遠足の前日

などなど、ワクワクが高ぶっている時にプルプルピクピクが最高潮になるのです。

そして

  • 食べ終わった
  • 旅行から帰ってきた
  • 遠足終了

と共にプルプルピクピクは消失。

・・・・・ドキドキワクワク☆

めっちゃ嬉しくてチックしとるんかい ( ̄▽ ̄;)ナンジャソリャ

だからプルプルピクピクしているときは、「そーかそーか、そんなに楽しみなのか」「嬉しいのかい?良かったね」と内心思いながら何も指摘せずに見守っていました。

 

公共の場ではそうも言ってられない問題

ここ数ヶ月は目立たなかったのですが、夏休み終了間際になるとチック症状が目立つようになり・・・。

今年の夏は異常な暑さで心身共にかなりキツかったし、疲れがたまっているのかもしれません。

そんな中で学校生活再開。

それを目前にして緊張したのかな。

そういえば「休み明けすぐに日直のお仕事があるから緊張するなー」って言ってたな・・・。

そんなこんなでいつもの如く何も言わず、内心「まぁ、そうだよねー」と相槌をうって見守っていました。


ところで2番っ子は電車が大好きです。

今年の夏休みも鉄道系スタンプラリー巡りを楽しみましました。

で、案の定プルプルピクピクしてるのですよ。

出発前から家の中で。

朝ごはん食べながら「楽しみだなー♬」って。

それは良いんですけど、バスの中でも、駅のホームや電車の中でもなっちゃってて。

アレはさすがに、どうなのかと。

2番っ子のチックは「主に首の縦振り+時々横振り(どちらも小さい)」なので、一度や二度見たくらいなら考え込みながら頷いている人くらいにしか見えないと思いますが。

電車の席にしばらく座っていると、前の座席にいる人や立っている人から

「ん?何あの人・・・」

みたいな視線を向けられるようになり。。。

昨年まではそんな視線を感じることはなかったのですが、如何せん2番っ子はビッグサイズ。

小六といえど、ホームで横に立っていた駅員さんよりも大きい身体。

そんなガタイで首を不規則に縦横振っていたら流石に目立つみたいです(汗)。

座席シートに並んで座っていたら、横からダイレクトにその振動が来るし。

どうしたもんかな。

幸いにも(?)、当の本人はその視線に全く気づいていませんけど。

 

対策を考える

止めなさい!と注意しても自分でコントロールできるものでもないし、余計悪化する可能性高しだし。

悩ましいところです。

でも真横にさえ座らなければ、他人に迷惑をかけるものでもないし(真横にいるからって害を与える訳でも無いけど)。

とりあえず

  • リュックにヘルプマークをつけて前抱きする
  • 隣席が空いている時だけ座る

という約束だけしました。

 

ちょっと訳ありでチックしてますけど、なんにも悪いことはしません。だから目の前にいても放っておいてネ。

と周囲に少しでも伝わるように。

 

いつ消失するのやら

スタンプラリーは、電車好きな2番っ子が鉄旅を自力で安全に楽しめるようになるため(自他共に)を目的として、家族で取り組んできました。

でもこのままだとちょっと心配 (´・ω・`)

指摘して、チックが出ないよう2番っ子にプレッシャーをかけることは簡単です。

多分私は、やろうと思えば迷いなく一発でできるでしょう。

しかしそれではどうにもならんし、悪化させたら元も子もない。

そんなことになったら2番っ子に申し訳ない・・・っていうか私が自責の念にかられるだけじゃ済まないことになるハズ。

いままでの努力はなんだったんだ!

完全に水の泡じゃ!!

ここは喉に出かかった言葉をグッと飲み込んで、ひたすら我慢です。

「見守ることも親の仕事」

「見守ることも支援のうち」

 

長丁場覚悟。

いくらでも付き合ってあげましょう。

2番っ子が受け入れてくれればの話ですけどね。

誕生日に見る「自閉症特性・こだわり」の意味

今日は1番っ子の誕生日。

もう16歳。

早いものです。

プレゼントは何がいい?今までみたいに買ってあげてもいいけど、予算範囲内なら現金でもいいよ。もう年齢的に大きいんだし、自分で好きなように使えばー。

 

と話したところ、仮面ライダーのおもちゃを買って欲しいとな。

・・・・・・。

いいんかい?

幼稚園児の時から毎回ソレだよね。

夜は某宅配ピザとたこ焼きとポテトでお祝いしたいとな。

これも何年もずっと同じ。

ちなみにピザ屋さんに注文するメニューも同じ。

ずっとずっとコレのみ。

毎年「いつもと同じ」を望む1番っ子なのでした。

 

自閉症の人って「いつもと変わらない」「きっちり同じ」が大事ってこと、多いですよね。

時として「自閉症特性のこだわり」と表現され、厄介なもののように捉えられがち。

日常生活の中でトラブルの原因になったり大変なケースもあるけれど、私は1番っ子が見せる「こだわり」は大好きです。

「きっちり同じであること」を求める背景には、新たな刺激でワクワクするよりも「いつも穏やかにいられる平和な日常」を望んでいる心が潜んでいます。

それはとてもかけがえのないもの。

混沌とした現代社会で、とても尊い。

自閉症だからこだわってるって?

これがそうなら、それでも別にいいじゃない?

本人も周りにいる人たちも、誰も困らない程度に「いつもと同じ、温かく平穏な日々」をこれからも大切にしていけるように。

私はもうしばらく、ニコニコ笑って「こっそり見守る」をする予定です。

今日は誕生日♪

2番っ子の Happybirthday です o(*゚▽゚*)o

今朝、おめでとう〜と抱きつこうとしたら

②「もう12歳だからそういうのダメだって」

と押しのけられてしまいました (゚◇゚)ガーン

そして声がシャウト気味にかすれている・・・。

変声期突入じゃー!

 

子どもと大人の中間期。

子どもが健やかに成長しているのを実感できて、母はとっても嬉しいです!!

抱きつかせてくれないからといって、めげているわけにはいきません。

これからも手を替え品を替え、いっぱい愛情表現するぞ〜 «٩(*´ ꒳ `*)۶»

 

今日から始まる2番っ子の12歳が、とても良いものでありますように・・・。

Wヒーロー夏祭り2023☆検証「大人になっても楽しめる場所か」と一歩踏み出す力

1番っ子は幼児の頃から仮面ライダーが大好きです。

いまでもお小遣いを貯め、お手伝いして小銭を稼いではグッズを集めています。

ライダーベルトを装着できるくらい細い腰。

ポーズを決めて悦に浸る姿を見る度に羨ましくなります。

そんな1番っ子ですが、これまで後楽園や東京ドームシティで催されるイベントには一度も行ったことがなく、もちろんWヒーロー夏祭りも・・・。

もう高校生で今更ですが「行ってみる?」と聞いたところ、速攻で頭を上下に振っていました(*꒪꒫꒪)(  ._.)(*꒪꒫꒪)(  ._.)コクコク

そっかー、じゃあ行ってみようか!

せっかくだからただ楽しむだけでなく、大人になってからもルンルン参加できるイベントかリサーチしに行こう!

題して【 1番っ子がこれからも『好き』を発揮できる場所、発掘大作戦.*・゚☆⠀】! 
f:id:himawari0growing:20230812125451j:image

 

「大きくなってもヒーロー大好き」は恥ずかしい?

私が若い頃は中高生のマンガ・アニメ好きは「オタク」と称され、 浮いた存在でした。

当時はCDがいまよりも売れてカラオケ全盛期でもあったので、J-POPや洋楽を沢山知ってて歌えてナンボみたいな。

でも「マンガを読む、なんなら推し漫画があるくらいならOK」という、あやふや基準の意味不明な線引きもある謎時代でした。

いまなら「人に迷惑かけなければ、好きなものが音楽だろうとアニメだろうと漫画だろうとなんでもよくね?ルールを守って楽しんでいる他人の趣味を評価・批判すること自体がマナー違反だわ。何様なんだよ?」って感じなんですけどね。

いまは多様性の時代なので大丈夫なのでしょうが・・・影ではそうでもないのかな?

小中学生時代の1番っ子の「小さい頃から仮面ライダーが好き!」という気持ちは、いじめっ子たちの「見下すための口実」として格好のネタになりました。

他人に仮面ライダーを楽しむように強要したわけでもなく、迷惑をかけるような遊びをした訳でもないのに。

ただグッズを集めて、録画した物語を家で観て、時々おへそ辺りに手を当てて一瞬手首を動かす仕草をしていましたが(多分コレは「アイテムをベルトに装着するシーン」の再現なのですが、一瞬なので目撃した人には何が何だか分からないっていうか気づかない)、それすらも優越感希求群には「1番っ子に伝わる程度にコソコソと、第三者から指摘されてもすっとぼけられる程度の見下しアピールを繰り返して快感を得る手段」としてなんとか活用せずにはいられなかったみたいです。

本記事の趣旨がズレてしまうので何をされたかを書くことはしませんが、彼らの執念は実を結び、1番っ子は「仮面ライダー好きの自分を表現すること」に罪悪感を感じるようになってしまいました。

好きなものがあるのは、恥ずかしことでも悪いことでもない。

ましてやバカにされることでも、することでもない!

1番っ子よ、もっと世の中を見てごらん!!

 

仮面ライダーショーを見に行こう!!

意気消沈して自分自身の感覚を信じられなくなってしまった1番っ子。

中学生時代の1番っ子は一時期、「何も楽しめない。楽しんでいたらバカにされる」と、俯いてばかりいました。

 

母は、君が分かるまで何度でも言うぞ!

君の「好き」は恥ずかしことでも悪いことでもバカにされることでもない。

母が、私が、真実を教えちゃる!!

 

向かった先は、某所屋外ステージでに月2回ほど開催される仮面ライダーショーでした。

幼児期に家族で何度も来た場所です。

お客さんはちびっ子や保護者、大人のファン、老若男女様々です。

ここに何ヶ月も通いました。

ある日の演目はレジェンドライダーショー。

十年以上前のライダーが多数出演するステージでした。

その日のお客さんはいつもよりも親子連れは少なく、代わりにコスプレしているおじさんや手作りライダー人形を持っているお姉さん、撮影エリアで本格的なカメラを構えて撮影をしようとしているお兄さんが多くいました。

大人ばかりです。

演目が始まると合間に「カッコイイ!」「神すぎる〜」の声援が聞こえることもありました。

 

この人たちを見て、君もバカにしたくなる?

嫌な気持ちになる?

大好きなものがあるって大切なことだよ。

大きくなっても大人になっても好きでいられるって素敵なことなんだよ。

恥ずかしくなんかない。

バカにされることじゃない。

人に迷惑かけたり傷つけたりしてないんだから。

君もそうなんだよ。

だからいいんだよ。

 

そうこうしていくうちに高校生になった1番っ子は、以前のように仮面ライダーのキーホルダーをカバンにつけるようになっていました。

 

いざ、Wヒーロー夏祭り2023へ!

会場は東京ドームシティの一角、プリズムホール内。

そんなに広くはありません。

アトラクションという程のものもなし。

あってもちびっ子のお楽しみ程度です。

が、しかし!!

子連れではない大きなお客さんが結構います。

中央エリアでは15分ほどのショーをやっています。

ショーが終わって次のものが始まるまで、大体15分~20分くらいしか空きはありません。

だから場所取り+観覧に必死!

ちびっ子観覧エリアもありますが、大人も最前列で見れるように設定されているので・・・

こんな目の前でアマゾンが「トモダチ」ってしてくれたり

f:id:himawari0growing:20230812215958j:image

こんな近くで敵と戦うライダーたちが苦戦するさまを見て、手に汗握り・・・。

f:id:himawari0growing:20230812180514j:image

ぬぉぉ(⚲□⚲)頑張れーf:id:himawari0growing:20230812175547j:image

ギーツ、カッコイイ( ✧Д✧ ) !!f:id:himawari0growing:20230812175958j:image

目の前で繰り広げられるアクション。

どんだけ近いかって、アクターさんのリアル声や足音まで聞こえてくる距離なのです!

手を振ったら目の前に来て応えてくれるし、ポーズも決めてくれる。

もう、こっち向いてほしくてブンブン振ってしまいました(私が)。

f:id:himawari0growing:20230812203202j:image

f:id:himawari0growing:20230812203416j:image

最後はギーツとタッチまでできちゃった1番っ子(๑ ˙꒳​˙)/(˙˘˙๑ )

f:id:himawari0growing:20230812203828j:image

良かったね。

 

「好き」は1歩踏み出す力

楽しかったでしょ?また来たかったら母さんのおごりで一回分ならチケットを取ってあげてもイイよ!でも母さんも父さんも仕事だから、来るなら一人でね!

と軽ーく1番っ子に言ってみたら、頷き・・・

(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚ ウン

 

ん?

一人でいいの??

まじ???

こんな都会にたった一人で?

地元と違って、この辺りの駅の改札は一箇所オンリーじゃないよ!

駅から迷わず出れるかな?

大丈夫!?!?

 

焚き付けたのは自分なのに、いざ1番っ子が乗り気な様子を見せると途端に不安になってしまう私。

一人で電車に乗ることだって、高校入学と共にデビューしたばかりなのに!

なんなら一人で学区外に出たことも義務教育終了まで無かったじゃん?!

東京ドームシティなんてめっちゃ都会でハードル高過ぎぃぃぃぃぃぃヾ(°ω。ヽ≡ノ°ω。)ノ゙アタフタ

でも、好きなもののために一人で出かけようなんて

、ましてや遠い都会にいくなんて、1番っ子が次に決心するのはいつになることやら。。。

インドアな1番っ子は自分だけで慣れないところ、ましてや都会に行くなんて絶対ありえないであろうキャラ。

このチャンスを逃してはイケナイ気がする!( ̄ ̄ξ ̄ ̄)ハナヂガ…

 

わ、わわわわわ、分かった。

母さんはチケット取るぞ!

だから君は「好き」の力で、自分の世界を広げるのだ!!

で、次に行きたい日は決まってるの?

 

私の問いに頷く1番っ子が示した日は、幼い日に初めて好きになったライダーが出演する日でした。

ずっと好きだったんだよね。

諦めることなく大切にしてきた。

だから一歩踏み出すことができるんだよね。

母さんはメッチャ応援するぞ!!!

ガンバレ( ー̀дー́ )و୧( ー̀дー́ )fight!

そして1番っ子に力をくれた仮面ライダー、ありがとう。

これからも頼みます&末永くよろしくお願い致しますぞ!!

f:id:himawari0growing:20230812211619j:image

 

オマケ

ところでグリーティングのMCをしてた人(博士)のトーク力がスゴすぎでした。

昨年の漢字は『散財』で、今年は『浪費』だそうですwww

この人から話し方やアドリブ力を学ぶだけでも来る価値あるかも?!

f:id:himawari0growing:20230812211807j:image

一体何者なんだ?

進路系イベントとスタンプラリーで障害児の将来に思いを馳せる夏

夏休み、早くも後半戦です。

1番っ子は高校生活をスタートして初めての夏休み。

そして2番っ子は小学校生活最後の夏休みです。

今回も二人の様子について、備忘録的にまとめます。

1番っ子☆

ダラダラを極めつつ進路系行事に参加

夏休み突入に伴い、夜更かし&朝寝坊の日々の幕開けです。

元々夜型なのか、普段から寝る時間は深夜の1番っ子。

家から一時間弱の学校に、電車とバスでどんぶらこしながらなんとか無遅刻無欠席で一学期を終えられたことは奇跡かも。

早寝早起きとまではいかないものの、太陽が出ている時間帯にもう少し規則正しい生活をしてほしい今日この頃です。

でも遠い記憶の中にいる十代半ばの私もこんな感じだったような・・・。

結局「何も言わないでおこう」と、ぐっと堪えております。

学生生活もあと三年ないしね。

1ヶ月以上ある長期休暇を、親元でのんびりダラダラ過ごせるのは一生のうちであと僅か。

そう思うと「夏休み後も無遅刻でいられるなら、いまを存分に味わっておきなはれ」でもいいかな。

そんななか、数日前に登校する用事がありました。

某所で催される進路系イベントに、先生が参加希望生徒たちを引率してくれるそうで。

まだ高校生になって四ヶ月といえど、進路を模索するという意味での三年間はあっという間であることは中学校時代に実感済み。

タカをくくれるほど時間の余裕はありません。

ということで「行く気ある?是非とも行って行ってらっしゃいませ〜( ´ ▽ ` )ノ」と参加申し込みをした次第です。

 

・・・・・ところがどっこい。。。

当日私は仕事で先に家を出たのですが、しばらくして学校から電話が。。。

先生「1番っ子さんがまだ登校していないのですが!!」

ぬわああああにぃぃぃぃぃ!?!?!?

やっちまったなぁ!

速攻で1番っ子にLINE。

すると秒の速さで返信が。

f:id:himawari0growing:20230811123408j:image

集合時間を過ぎているというのに、自宅最寄り駅で電車待ち中だと。

「すまん」じゃねーよ!

スタンプ使って余裕だしてんじゃねーよ!!

「急いでる」って言っても、電車待ってるだけだろ〜\\٩(`ω´٩ꐦ)////

しかし怒り感情の放出は後回しにせねば。

すぐさまGoogleナビで学校到着予定時刻を検索し、先生に電話をかけ直し詳細を説明し平謝り。

その後無事(?)学校に申し訳なさそうな様子で汗だく息を切らし到着した1番っ子は、待機の先生と二人で電車に乗りイベント会場へ向かったそうです。

帰宅後に遅刻した原因を聞くと「目覚ましで起きたけど二度寝してしまった」と。

・・・・・๛(º言º )

自己責任範囲での夜更かしはいいけど、人様に迷惑かけちゃダメじゃないか。

先生が優しいからって甘えてちゃいけない。世の中はそこまで言うほど厳しくないが、きちんとする気がないやつにまで優しくはしてくれない。

厳しい以前に冷たいんだよ。

大人になる頃には、誰も助けてくれないし気にもかけてくれなくなる。

ちゃんとできない自分にジワジワと押し潰されて消えゆく様を、背中を向けて横目で眺められるだけ。

そうなったら辛いでしょう?

あっという間に君も大人になるんだよ。

だからちゃんとしよう。

スケジュール管理をして、遅刻するほどの夜更かしはしない。

最低限の生活リズムは保ちましょう。

自分でね!!

 

そんな話をくどくどとしました。

無言でうんうん頷く1番っ子。

そして話の最後に何やらメモを書き、私に見せてきました。

①「今月の誕生日のプレゼント、○○がほしい」

・・・そういえば27日だったね、君の誕生日、うん。

・・・。

・・・・・・。

ちっとも反省してねぇだろ!!:( ꐦ´꒳`;):

 

胸ぐらを掴んでやりたくなりましたが、如何せん体格差が・・・。

「大きくなったなぁ」としみじみ感じる夏の夜でした。

 

2番っ子☆

今夏も楽しくスタンプラリー

体格差と言えば2番っ子。

成長期に突入したのか、昨年度まで球状だった体格がやや縦長の立方体になってきました。

身長は私より15cm以上も大きくなって。

いや、急激にでかくなりすぎっ。

近隣のバスに乗る時は障害児系フリーパスを見せれば運賃をタダにしてもらえるのですが、「まだ小学生なんです!」と説明しないと大人料金の対応をされることもしばしば(汗)。

実にめんどくさいです。

そんな2番っ子ですが交通系の趣味は健在、寧ろレベルアップ中です。

今年の夏はJR東日本でポケモンとクレヨンしんちゃんのスタンプラリーがあり、それに加えて秩父鉄道でやっているガリガリ君コラボのスタンプラリーと御朱印巡り企画にも参加したいとのことで。

仕事合間という名の休日に、地道を極めるべく回っております。

正直母はヘトヘト。

でもいいこともありました。

途中で食べたランチは美味しかったし、都内の後に行った八王子の空気は爽やかだったし、秩父の空気は澄んでいて、車内から見えた湘南の海と青空はキラキラと輝いていました。

ピカチュウサンバイザーを被って頑張る桜木町の駅員さんたちも可愛かったです。

当の2番っ子といえば、電車やバス車内ではわくわくとした様子で窓の外を眺めていますが、いまだに通路の真ん中に立って道を塞いでしまうこともしばしば。

楽しすぎると周りが見えなくなるのも分かりますが、公共マナーは守らなくては。

 

家の外では清潔感のある格好でお行儀よくしましょう。

そうすれば人様に迷惑をかけることもなく、自分も周りの人も気持ちよくニコニコ過ごせるからね。

 

今回も口を酸っぱくして言いました。

来年春から大人料金になる2番っ子。

いつまでも「親同伴でお出かけ」というわけにはいかないでしょう。

休日になれば交通系ICカードが入った財布とスマホを手に「秘境駅に行ってご当地グルメを食べてきます!」と宣言し、ひとり飛び出して行ってしまうかも。

お小遣いをためて青春18切符を買って、駅そばを食べながら日本全国巡ったりとか。

「きっとそうなる。そうなるに違いない」と母と父はヒソヒソ(ヒヤヒヤ)しています。

親がそばにいない時も安心して趣味を楽しめるように。

トラブルに巻き込まれたり、自分からトラブルの種を作るようなことのないように。

悪いことなど何もしていないのに、人様から怪訝な視線を向けられることのないように。

一緒に行動しながら教えてあげられる時間は残りわずかです。

もっと長く、なんならずっと続くと思っていたのに。

 

親としてしてあげられることも限られてきました。

知的障がいというハンデを持っていながらも、二人とも伸びしろがある部分はきちんと成長してくれています。

おかげで肩の荷はほぼほぼおりたように感じる今日この頃。

将来後悔しないように、振り返った時に「良い思い出」と言えるように、もうひと頑張りさ!

夏はまだまだ続きますしね (("Q(´・ω・`)

「自尊心の育成には失敗や恥が必要」と「修学旅行が楽しみすぎる」という話

小学六年生の2番っ子は、軽度知的障がい&自閉症児。

よそ見をしている訳でもないのに周囲のものによくぶつかり、落し物・失くし物も多いので不注意も目立つタイプです。

生活の中で様々な失敗をして、これまで痛い目をたくさん見てきました。

そんな2番っ子ですが現在も失敗を恐れることなく自分を信じて、私も感心してしまうくらいチャレンジ精神を持って前向きに物事に挑んでいます。

今年度は春が終わると直ぐに、二日かけての集団行動的ビッグイベントが待ち構えています。

そう、修学旅行!!

ウン十年前の自分を思い返してみると、当時の私は「めんどくさいな〜」と内心思っていましたが・・・。

目の前にいる2番っ子は、全くそのように感じている様子もなく、ひたすら

ワクワク( ˶>ᴗ<˶)

ワクワクワクワク♪(〃> <〃)

ワクワクワクワクワクワクワクワク☆(≧∀≦*)ノ

連日私にだけでも最低10回は

②「いやー、修学旅行が楽しみすぎる!」

と心境吐露をしておりました。

そりゃあ何よりじゃ( ー́∀ー̀ )ヘイヘイ

 

前週の日曜には自分で棚の奥から大きいリュックを引っ張り出して、しおりを見ながら荷物の準備を始め (꜆꜄•௰•)꜆꜄꜆»イソイソ

不注意強めなので「きっと入れ忘れがあるハズ」と不安になり、母とダブルチェック・・・

案の定靴下が入っていなかったけど、他はちゃんとしていたので合格でしょう。

②「うえぎ(上着のことだね)と下着は入れたよ!(;ᐙ )︎՞」

と何度もアピールしてたけど、靴下にまでは意識が向かなかったんだね。

やる気が育った❁⃘*.゚

修学旅行が楽しみなのは大いに結構。

しかし事前準備という面倒なものも主体的態度でさっさとこなしてしまうとは、さらに良きかな良きかな。

我が家は何年も前から「自分のことは自分で」を日常の中に多めに設定してきました。

掃除・洗濯・給食当番用割烹着のアイロンがけ・朝ごはんの準備・毎食後の片付け・皿洗い等など。

学用品の準備や買い出しも自分で!

体操着?

週末の上履き洗い?

自分でなんとかせい!!

失敗しても不備があって困っても恥をかいても、なんであっても尻拭いしてあげるから先ずは自分でやれ!!

1番っ子も2番っ子も、低学年の頃から同じようにそんな感じでやってきたので、保護者面談の場で苦言を呈されたこともありました ^^;

「支援が必要なお子さんなんだから、お母さんがきちんとやってやってください」

って (´▽`;) ハハハ、ソリャドーモ

当時の交流用普通級の担任の方から真顔で。

不十分が色々とあったんでしょうね。

何がとかは具体的なものを教えて頂かなかったので今も分かりませんが。

結果、先生に迷惑を掛けてたんだろうなって。

母として大変申し訳なく感じております。

しかしそれに反して本人たちは、何年もかけて困ったり恥をかく経験をして、それなりに学んだみたいです。

おかげさまで、その学びからさらに「困ることなくやりきるにはどうすればいいか」を考えて行動できるようになりました。

そしていまでは「支援が必要なお子さんだから」と何かをしてやるよう提案されることは、皆無になりました。

「自分でやった結果、失敗や恥をかく」の大切さ

文科省のホームページにも躾についてやんわり嫌味(?)が書いてあるくらい、

また、この時期に限らず、家庭における子どもの徳育にかかわる課題として、都市化や地域における地縁的つながりの希薄化、価値基準の流動化等により、保護者が自信を持って子育てに取り組めなくなっている状況がある。さらに小学校低学年の時期においては、こうした家庭における子育て不安の問題や、子ども同士の交流活動や自然体験の減少などから、子どもが社会性を十分身につけることができないまま小学校に入学することにより、精神的にも不安定さをもち、周りの児童との人間関係をうまく構築できず集団生活になじめない、いわゆる「小1プロブレム」という形で、問題が顕在化することが多くなっている。

3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題:文部科学省 (mext.go.jp)

昨今は学童期になっても「集団生活の中で自分のことすらスムーズにできないタイプ」のお子さんがチラホラ目につきます。

別に日常生活動作に関する知識や技術を身につけられないハンデがある訳でもないのに。

まぁ、今回ここで具体的な例を書くことはしないので、察して頂けると幸いです。

自分で自分の世話をしないで済めば楽だし、大人がやってくれれば本人が失敗と感じたり恥をかくこともありません。

あったとしても「いつも世話役をしている誰かのせい」にできます。

忘れ物をしたと気づくと「お母さんがちゃんと準備してくれなかったから!!」と憤るお子さん、よくいますよね。

幼い子どもの集団があれば、その中には少なからず「取り組みの最初から上手くできなくて困っている子」が居ます。

大抵その子たちは、自分でやろうとしたけど経験値の少なさから手間取っているだけです。

何回かやれば、個人差はあれど普通にできるようになります。

そしてそばで見ている大人(主に先生たち)は、「上手くできなくても頑張ろうとしている子」には気づくものです。

だからその心意気を称え、失敗しても励まし、成功したら一緒に喜んでくれます。

でも子ども同士では「上手くできなくても頑張ろうとしている子」の存在は、なかなか気づかれにくいもの。

なんだったらただの「上手くできない子」とだけ認識され、仲間内でバカにされてしまうことも。

そんななか「自分で自分の世話をしない」「大人にやってもらう」タイプの子は自力でほとんどやらなくてもスムーズに物事が進み、なんの困り感もありません。

なんとなく。。。

「あいつ、ダサくね?それに比べて自分、スゴくね?」

優越感が芽生えたり。。。

 

でも学童期も半ばにもなると、ほとんどの子が下手なりにもなんだかんだで「自分でやる」を身につけるようになります。

そして「大人の助けが必要な自分」を徐々に卒業していきます。

その過程で「スゴいと思っていた自分」が次第に「思っていたよりスゴくない存在」であると気づくようになり、それに伴い等身大身の丈の「自分自身」を知るようになるのです。

子ども集団の中で「思っていたよりスゴくない自分」を目の当たりにすると、大なり小なりの残念感や恥がついてきます。

「ヨユーな自分、スゴくね?」は理想の姿。

でも現実は違う。

「理想の自分」と「現実の自分」の違いを目の当たりにした時、イライラすることもあるでしょう。

他の子と比べて悔しさを覚えるかもしれません。

嫌だし辛い。

その気持ちと向き合おうとした瞬間、不安に陥ります。

だから向き合わなくて済むように、他人のちょっとしたミスを大声でバカにしたり、努力しなくてもできることを自分の最大の価値のように公表し同意を求めたりします。

「他の子よりスゴくいられる自分」であるように、他者の価値を下げようとしたり自分に高評価を与えようとするのです。

「寝ないで朝までゲームしてたんだよ。スゴいでしょ?」

「こんなに食べれるなんて、スゴいでしょ?」

「IQ高いから多分ギフテッドだよ。スゴいでしょ?」

「悪いことしたら他の子は怒られるのに、自分だけは何も言われないの。スゴいでしょ?」

「こんなにお年玉をもらって、スゴいでしょ?」

対して大人たちは、自分自身もそれを通過して今があるから、その状態の子を前にしても「ハハーン( ´_ゝ`)」となります。

それとは逆の、不安に向き合いつつも頑張ろうとする子にも気づいてあげられるし、要領悪くても諦めない姿を見守り、時に励まし、その先を一緒に喜んでもあげられます。

気づき、見守り、励まし、喜ぶ。

このやり取りは子どもの「等身大の自分」を受け入れる心を育みます。

みんなの前にいる自分が「理想の自分」じゃなくても恥ずかしくない。

なんなら苦しくても頑張っていてスゴいんだぞ!

「やりたくない時も普通にあるし、せっかくやったのに失敗したり恥をかくこともあった。でも乗り越えて、いつの間にかこんなにできるようになった」

「そんな自分、イイじゃん」

そうなるように。

それは配慮・傾聴・賞賛を強調してもらうことによって得た自己評価ではありません。

経験を糧にして、自力で培った自尊心です。

 

周囲の評価に惑わされない

ある晩、2番っ子が憤っていました。

②「○○君が支援級の子はバカばっかだから価値がない、みんな死ねって言うんだ。あいつ許さねぇ!!」

あー、いやだねー。そいつはひねくれクソ野郎だねー。

なんて私の心の声を言葉にすることなくウンウン頷いていると

②「支援級の子はみんないい子なんだから!△△さんは喋れないし□□ちゃんは歩けないけど、みんないい子なの!先生だってすごーい優しいんだから!!バカとか死ねとか言うやつがバカだーヽ(*`皿´*)ノキィィ──!!!!」

と力説していました。

我が家は療育手帳を活用してお出かけしまくってきたので、2番っ子は自分が「障害者」であることを分かっています。

1番っ子もそうですが、別に親が教えたとかそういうことはなく、日々の中で自然と気づいたみたいです。

自分で②「2番っ子は障害者だからさ。だから分からないことも多いんだよね」とか言うし。

でもだからといって卑屈になることはありません。

②「障害者だからデイサービス行けるの!だから友達いっぱいできた(*ˊᗜˋ*)」

②「支援級だけの遠足あるの!普通級のも行けるし、超お得 ✧ (°∀°)// ✧」

とかよく言ってます。

四年&五年生の時の担任の先生が2番っ子の初恋の人(配偶者と成人した子供有)でラブラブだったんですが(2番っ子が一方的に)

(恋)「障害者っていきなり言うと、聞く人はびっくりしちゃうかも (︎^_^;」

と言われたことがあるくらい。。。

そっかー、でも本人は別に後ろ向きな意味で言っているわけではないみたいですよ。

言わなくても一言二言な言葉を交わせば一目瞭然でしょと言えるくらい、2番っ子は軽度ながらもどー見ても知的障がい児。

とりあえず、

先生が「自分のことを『障害者』って言ったらみんなびっくりする」って言ってたから自分では言わないようにしようね〜☆

とやんわり伝えたら

②「(恋)先生が!?分かった( •̀ω•́ )✧」

と即答してました。

うん、多分分かっとらんな。

 

分かってくれる人、見守ってくれる人がいたから。

失敗して恥もかいて、それでも前を向いて壁を乗り越えてきました。

焦りや不安でいっぱいになったり情けなくなることもあったけど、そんな自分もいつの間にか認められるようになっていた。

できる2番っ子もできない2番っ子も、その中や前後で感じた色々な気持ちも引っ括めて「なんだかんだよくやった自分自身」だから良いのです。

それは他者に対しても同じ。

できないことも沢山あるけど、それだけで人の善し悪しは決まらない。

それだけで「価値がない」なんて、あるわけない。

誰がなんと言おうと、もう揺らぎません。

話は戻って修学旅行について

朝起きれば

②「修学旅行が楽しみすぎる〜」

登校前にも

②「特別列車に乗るのが楽しみすぎる〜」

帰宅後も

②「旅館の夕飯が楽しみすぎる〜」

お風呂に入る前も

②「お土産何買うか楽しみすぎる〜」

寝る前も

②「二日目の昼ごはんが楽しみすぎる〜」

って、もうエエっちゅーねーん!!

不安はないのかい?

知らない土地で子どもだけの部屋で寝泊まりする緊張感とかさ?!

同じ部屋のメンバーって普通級の子たちなんでしょ?

先生はついていないんでしょ?

②「夜は恋バナで盛り上がるぞ (//∇//)ゞテレ」

Σ(lll⚆ロ⚆)エッッ!?!?!?!?

2番っ子のワクワク感が強すぎて、こっちが疲れる。

自尊心って、日常をしなやかに楽しむ原動力なのかもしれません。

ここまでくると、ある意味羨ましいですわ。

母は2番っ子がいない夜が寂しいのに・・・。

そろそろ子離れしなはれってことなのかしら。

軽度知的障害児の高校生活☆二ヶ月経過

四月に晴れて高校生になった1番っ子。

彼は生粋の「軽度知的障がい者&自閉症」です。

中学校生活は紆余曲折ありました。

日々を送る中で「卒業後は本人に合った学校に通って前向きに努力する日々を送ってもらいたい」と思うようになった私。

しかし1番っ子は、私とは裏腹に「高校の卒業資格を取れる学校に行きたい」と明確なビジョンを持つようになっていきました。

そこで中一から親子二人三脚で始めた高校選び。

地道な情報収集、学校見学・進学相談会への参加。

そして中三の初夏には志望校を自己決定し、自分で願書を書き、

受験しての無事合格。

その年の「進学先決定」に一番乗りしたのでした。

あれからそろそろ一年。

入学した某技能連携校の制服も大分しっくりくるようになりました。

寝坊することなく自分で起き朝食もしっかり食べて、毎日同じ時間のバス・電車に乗って登校しています。

点検や事故による公共交通機関の遅れも、既に何度か経験した様子。

「世の中は思い通りに運ばないこともあるけど、それはそれで仕方がない」「まぁ、のんびり待つか」を自然とこなしているようです。

 

地味なこだわり

なんでもかんでも「これは自閉症の特性だ!」と枠にはめることはしたくない。

しかし「その行動は一体なんなん?」とツッコミたくなることは度々あります。

例えば、毎朝私の喉奥にまで出かかっている言葉。。。

「ねぇ、なんで中学の体育着も着ていくの?」

卒業した中学校には「制服の下に体育着の上下を着て通学する」というルールがありました。

着替えるための場所や時間が足りないとか安全上の配慮等、理由は色々あるのでしょう。

真夏でもそれは必ずで、1番っ子は重ね着を3年間貫き通していました。

卒業式の日まで。

 

・・・と、思っていたのですが。。。

何故か高校に入学しても同じことをしているんですよ。

中学の体育着上下を着てから高校の制服を着るという。

なんでやねん Σ\( ̄ー ̄;)

「高校ではそんなルールないから体育着は着なくていいんだよ。ってかなんで中学のを着ていく!?」と何度言ったことか。

「下着のシャツとして体育着上を着るのはいいけど、下のハーフパンツはよくね?暑いでしょ?」と話してもスルーされる朝が続きました (〜 ̄▽ ̄)〜

自閉症の説明でよく出てくるこだわりってやつでしょうな。

3年間続けてきた「制服の前に中学の体育着を着る」をいきなり止めることは難しい、と。

本人はこだわりを許容してもらって日常の一部にできる方が安心みたいです。

この程度なら他人様に迷惑をかけるわけでもなし。

ベツニ(゚ν゚)エエジャナイカ(。ᐙ )(。ᐕ))ウンウン

ということで、これ以上とやかく言うのはやめました。

お好きにどーぞー( ੭*¯꒳​¯)੭♡

 

LINE仲間ができた!

中学入学と共に購入してあげたスマホ。

LINEは普通に入れていましたがほとんど使用することなく、通話をすることもなく。。。

私がLINEを送っても既読すらつかない(寂)

六年生の時に二学年上のいきがりボーイズに絡まれることがあったので、中学校には「何かあった時のためにスマホを所持して登下校。校内ではロッカーに保管する」という申し出をして校長から個別にOKをもらえていたのですが、「全体のルールだから持っていかない」と中一秋には家に置いていくようになってしまいました。

専ら「自宅で遊ぶ道具」となり、スマホとしては要らなくね?と内心モヤモヤな母心。

家族で出かける時は何故か家に置いたままにして充電してるし (意味ないじゃん)_| ̄|○ il||li

せめて出掛け先で困った時の緊急連絡用として持ち歩く癖をつけようと、口酸っぱく「スマホは持ち歩いて!」と言い続けた日々。

そして最近やっと!「財布とスマホは持ち歩くもの」という認識&行動が身についたのどぇす\\ꐕ ꐕ ꐕ////スマホラシイツカイカタ!!

苦節三年、なんとかスマホを契約した甲斐がある状態にまでなりました ε-(´∀`; )

 

んで、ふと最近気づいたのです。

やたらと家の中でピロンピロン♪と音が鳴っていると。

ピロンピロン♪はLINEの着信音です。

私のスマホ?

それともお父さんのかな?

と暫くは気にしていなかったのですが、ある日2番っ子が

②「おーい、グループLINEの音が鳴ってるよ〜」

と1番っ子に声を掛けていたのです。

ん?

1番っ子がグループLINEとな?!?!

入っているの?

どうやら一年生のグループLINEに誘われて入ったそうです。

おぉ!

学生っぽい!

当然内容は見せてくれませんが、グループとは別に二年生個人ともやり取りをしているそうで。

 

仲良くなったの?みんないい人なの?!

 

と聞くと、満更でもない表情 (¬ ͜  ¬)

へー!へー!へー!

校外学習の日はどんな服装で行くか相談し合ったり。

先日の地震の直後もピロンピロン♪凄くって、メンバー間で安否確認や無事の報告が飛び交っていたらしいです。

なんだかよう分からんが高校生活をエンジョイしてるっぽい感じ ✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。

 

劇的変化☆母のLINEにも反応してくれる!!

そしてこれが一番の朗報!(注.私限定)

いままで母LINEには既読すらしなかった1番っ子が、まさかの返信をするようになったのです!!

ヽ(ω・*ヽ)ウレ♪(ノ*・ω)ノシイ♪(*・ω・*)ノ。+.゚ナァ♪

反応が欲しいあまり、何でもいいからLINEしてしまう私。

f:id:himawari0growing:20230528141200j:image

即答がまた私の喜びポイントをくすぐってくれます。

いつまで反応してくれるかなぁ。

ずっとしてくれると嬉しいなぁ (*´ω`*)

 

スマホ小説を読み漁る日々

1番っ子のスマホは⇩の【トーンモバイル】 です。

我が家にはWiFiはあるのですが、利用開始当初ゲーム・動画病になりかけたので早々に接続を切りました。

トーンモバイルにはアプリ制限もあるものの、それだけではどうにもならん様子が態度に表れていたので。

このままでは現代病のスマホ中毒まっしぐら。

ということで、先ずはスマホとの付き合い方を身につけましょう!と。

案の定ガーン( ºΔº〣)となった1番っ子。

しかしトーンモバイルは「検索ならインターネット使いホーダイ!」なのです。

スマホを楽しみたいのなら検索経由でできることをしてみては?と勧めたところ、いつの間にかライトノベルを読み漁るようになっていました。

お好みはファンタジー小説らしいです。

(ちなみに保護者スマホ(私)から公序良俗に反するサイトには飛べないように設定しています)

最近では登下校のバス・電車内でも小説を読んでいるとな。

新たな趣味を見つけて文学青年になりつつある今日この頃です(▭-▭)✧ショウセツℓσνє

⇧各技能連携校の情報が欲しい方はこちらをチェック!