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【実践済】軽度知的障がい児の学習。ストレスなく学力アップする方法

皆さん、こんにちは。今日は、1番っ子の学習についてお話したいと思います。
このお話はあくまでも、「我が家の場合」についてですが、宜しければお付き合いくださいませ。

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1番っ子は現在小学5年生です。軽度知的障害児で、小学校入学前の心理検査ではIQ 60でした。言葉も片言で家族以外の人との意思疏通がなかなかうまくいかず、入学時から知的障害児枠で支援級に在籍していました。

しかし今年行った心理検査では数値が上昇しIQ75と評価され、我が家が暮らす自治体では軽度知的障害児としてはギリギリのラインにまで来ました。もしかしたら今後の判定ではIQ 76以上のグレーゾーンに突入するかもしれません。そうなれば知的障害児として、療育手帳はもう交付されないでしょう。

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1番っ子がここまで成長できたのは、一重に学校の先生方やお友達のおかげでしょう。温かく根気強く見守ってくれる、しかしいざとなればいつだって躊躇うことなく1番っ子を守ろうとしてくれる支援級の先生方、支援級・交流級(支援級のお子さんが所属する普通級のクラスのこと)共に素敵なお友達に出会えたことは1番っ子にとって本当に幸運でした。

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そしてそれと共に1番っ子が本人の能力以上に頑張り、時に壁にぶつかりながらも挫けずに自力で前進しようと頑張って来たことも、要因として忘れてはならないかと思います。

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そんな1番っ子ですが、軽度とはいえやはり知的障害児。勉強が苦手です。

幼稚園時代は集団指導について来れない、補助の先生をつけたいから早く診断書を持ってきなさいと、先生から複数回言われました(受診してから複数の検査+診断書発行まで1か月以上かかるから、急かされても持って行けず困りました)。そのため小学校のでは国語と算数は支援級で手厚く指導していただいています。

授業中はきちんと着席し挙手して発言することもあり本人もやる気はある為、グループワークや校外授業が多い理科や社会等のその他教科は交流級で受けました。授業参観に行ったとき、きちんと着席はしていましたが時々ボーっとして「あれ、今何やってるの?(キョロキョロ)」みたいな様子は見られましたが、なんだかんだで交流級の授業も楽しんでいるみたいです。

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支援級の勉強は主にプリント学習で、国語は漢字、算数は計算を中心に行ってきました。おかげで本人は漢字は得意と自負しており(覚え違いもありますが)、基本的な単純計算ならば学年相応に出来ます。

しかし国語の長文読解問題や算数の文章問題は低学年レベルの内容でも厳しいことがあり、読むことはできても文章を正しく理解し考えるということが苦手なようでした。そのため授業は好きといっていた理科や社会もテストになると問題文や表・グラフの理解・考察ができず、いつもよろしくない点数を取ってきていました。

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しかしですね、ここ数か月の間に突然、持ち帰ってくるテストの点数がほぼすべて80点以上で100点だって特別なことではないといような状況になりました。

別にビシバシ毎日「勉強しなさい!!」ってやらせているわけではありません。まあ、週に3~4回くらいは夕飯後に自分一人で取り掛かって1~3分ほどで終わる程度の低学年用のプリント教材はさせていますが。しかしそれでは該当学年の普通級で行われるテストに参加し高得点を取れるようになるわけではないと思うのです。

 

よくよく考えると、多分アレが学力急上昇の要因ではないかな・・・というものはあります。

それは・・・・・・・

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きっかけ=「 小学3年生の時、アニメの影響で偉人に興味を持ち始めた」

    

2016年秋から翌年春までテレビで放送された「タイムボカン24」。

私も子供のころに見ていましたよ。タイムボカンとかヤッターマンとかゼンダマンとか・・・。もちろん再放送枠でしたが。現代版としてリニューアルしてやっていたんですね。ドロンジョ様がビマージョ様になっていたりして少々驚きましたが。

タイムトラベルをして国内外問わず様々な偉人に出会うお話だったため、あっという間に複数の有名な歴史上人物の名前を覚えていきました。

タイムボカン24」が放送開始する少し前には「仮面ライダーゴースト 」という番組が日曜朝にやっていました。こちらは歴史上の偉人の力を借りて敵を倒すというストーリーだったような。一番っ子は毎週それを観ていたため、なんとなく物語中に登場する偉人の名前自体は知っていたのでしょう。

その「なんとなく」な知識を「タイムボカン24」を観ることにより、よりどのような人物だったか確認下のでしょう。それにより偉人に強い興味を持ったのではないかなと思います。

 

 

学校図書室にある学習漫画「コミック版 世界の伝記」との出会いが知識欲に火をつけた!

小学校の図書室には、どこでも大体必ずと言っていいほど歴史に関する学習漫画が複数冊置いてあると思います。一番っ子が通う小学校にもポプラ社の伝記に関する学習漫画コミック版世界の伝記」がありました。

この学習漫画、私が子供の頃とはだいぶ違いました。絵が。

なんだか今どきの少年・少女漫画誌に載っていそうな絵なんです。スタイリッシュで格好良く可愛らしい!これは子供の目に留まりやすく心をひきつけます!

「へー、1番っ子が図書館から本を借りてきてる~」と最初に気づいたときには、すでにかなりの冊数を読んでいたらしいです。

野口英世 ヘレン・ケラー  ココ・シャネル 、エジソン 、 ガンジー 、ガリレオ 、 ナイチンゲール 、ジャンヌ・ダルク 、 アンネ・フランク、コロンブス、松尾芭蕉 、 樋口一葉 、キュリー夫人、杉原千畝、ゴッホ、 ベートーベン、円谷英二、グレース・ケリー 等々、もうたくさん!

 

次から次へと新しい学習漫画を借りてきては読み耽っていました。

たまに私もこっそり読んだりしましたが、大人になったいまでも面白いですね。感動と尊敬の渦。才能あり、努力あり、運あり。でも何よりも逆境にあきらめずに立ち向かう信念、心の強さがどの偉人も並大抵のものではないのです。私にもあんな強さが欲しいなぁ・・・・

 

 

ちなみに1番っ子が好きな偉人は


エジソン (コミック版世界の伝記)


樋口一葉 (コミック版世界の伝記)


コロンブス (コミック版世界の伝記)

発明家、作家、冒険家・・・。ジャンルが見事にバラバラですな。

 

 

私が気に入った偉人の話は


ココ・シャネル (コミック版世界の伝記)


ガンジー (コミック版世界の伝記)


ヘレン・ケラー (コミック版世界の伝記)

おかげさまで「誰が好き?」とか「あの人の映画観たいなー」等々、毎日偉人についていろいろな会話が出来るようになりました。偉人への興味が1番っ子のなかで自然に生まれた後は勉強という形を取らなくてもに知識が増えて、それと共に会話や語彙のバリエーションが広がっていったのです。

 

 

 

知識欲の炎はどんどん燃え上がる!学習漫画の次は事典を愛読書に!!

ポプラ社コミック版 世界の伝記を一通り読み切った1番っ子。でもまだまだ読み足りないようで、何度も何度も借りなおしていました。そこで「いまなら他の偉人の本も興味を持つかも」と思い、1番っ子が読みそうな歴史に関する本を探しました。

 

1番っ子が読みそうなポイントとして条件を以下の3つに絞り、何か良いものはないかと本屋さんに行きました。

①内容が明瞭簡潔(やはり知的障がい児というハンデがあるので理解しやすいものを)

②絵が多く想像を広げやすそう(好奇心を刺激できるように)

③子供の心をひきやすいビジュアル系(ビジュアルが良くなければ手に取らない可能性があるため)

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③の理由を説明しますと、実はこの少し前にポプラ社の「コミック版世界の伝記」以外の学習漫画を買っていたことがあるのですが、こちらは全然読まなかったという失敗があったのです。

1番っ子が興味を持ったにもかかわらず「コミック版世界の伝記」には載っていない偉人がいたので、その人について描いてある他社の学習漫画を買ってあげました。が、残念なことに家ではその本を視界に入れても手に取ることはなかったのです。内容は分かりやすくて良かったのですが、双方の大きな違いとして絵柄が大きく異なっていました。

コミック版世界の伝記」の主人公は皆「キラキラの目」「さらふわの髪」「季節描写に関係なく何故か背後に花が咲く」という少女・少年漫画的3拍子がそろっていたのですが、我が家で購入した他社の学習漫画にはそれらがありませんでした。

そのため1番っ子の興味をそそることなく読む気を起こさなかったようです。トホホ。今あの漫画はどこにあるんだろう。部屋の隅かな・・・。年末の大掃除の時にでも出てくるかな・・・。

 

話は逸れましたが、本屋さんに行って上記の3点を満たす本を探したところ見つけたのです!「まさしく!!」な本を!!!

 

 

西東社超ビジュアル! 歴史人物大事典

偉人一人あたり、解説は1ページから多くても2ページのみ。見開きのみでその人物を掴むことができます。ページをめくる必要はなく、その分要点をギュギュっと絞っていて偉人と言われる所以をすぐに理解できます。

そして1ページの半分以上を絵が占めています。その絵が何とも言えません。おばちゃんからしてみれば突っ込みどころ満載です。

男性はほとんどイケメンです!!小さく肖像画の写真も載っていて見比べることができるのですが別人に描くにもほどがあります!

日本版のお姫様の描写も面白いです。当時のお姫様の髪色は茶髪どころか水色だったり紫だったり。ヘアスタイルもバリエーション豊かで「どこの美容院で整えたの?」と聞きたくなるようなスタイルだし頭に大輪の生花をいくつも付けているし、もうやりたい放題なんです。

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でもそれくらいずば抜けている方が子供たちの目を引くというか興味をそそるというか、要はマーケティング的には正解ではないかと。

この事典のおかげで1番っ子の知識はさらに広がり、そしてかなり深まりました。

この本を手にしてから1週間後には、偉人の話を振られても「それ誰?」「ごめん、そこまではさすがに分からないよ」「ってか何の話してんのよ?!」と返答することが増えました。いや、だって本当に分からないです。「〇〇は◎時代の▲年に◇で生まれて享年✖歳。死因は▽」だなんて・・・。次から次へとスラスラ出てくるんです。まいっちゃいますよ。

私のスマホを「ちょっと貸して」と言って何やら弄ることがあるのですが、以前は「欲しいおもちゃでも検索しているのかなぁ」と思っていました。実際以前はそうでしたし。しかし最近は「大隈重信」「犬養篤弘」とか調べてる・・・。まじか、母はもう付いて行けねぇよ。すまん。

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 そして物語調の本も読むように・・・

様々な西東社超ビジュアル! 歴史人物大事典」を読み耽って、どの本もくたびれ始めてきた頃、偉人についてならもう少し長い文章を読めるのではないかと思い始めました。そこで再び本屋へ!!

知識を広げる・深めるを目的にするのではなく、学習漫画のように主人公に感情移入しながら読み進められるような本を探しました。なかでも元々知っている偉人であり、物語調の短編集という点に焦点を絞りました。長編だと読み切る前に挫折すること間違いなしなので。

そして今回は文章を読むことをメインに考えたので、ビジュアル系の絵とかはこだわらないことにしました。

そしてで見つけたのが講談社の「決定版 心をそだてるはじめての伝記101人」です。

101人の有名な偉人について2ページから8ページに程度の物語が載っています。低学年向けで可愛らしい優しいタッチの絵も多く大きく描かれています。

こちらについては1番っ子は熱中して読み耽るという反応は見られなかったのですが、しばらくの間は3日に一回くらいは手に取って知っている偉人のページを読んでいました。

 

 

 

好奇心を持って物語調の文章を読み始めるとメキメキと学力が上がった!!

最初にも書きましたが1番っ子は国語の長文読解問題や算数の文章問題は低学年レベルの内容でも厳しいことがあり、読むことはできても文章を正しく理解し考えるということが苦手な子でした。

そのため問題文の理解すら難しく学年テストの点数は良くない点数ばかり、といこともよくありました。しかし最近は悪くても80点、100点だってしょっちゅう取れるようになったのです。

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教科は問わず、もちろん答えやヒントを教えられたり特別に教科書をみながら問題を解いたわけではなく、普通級のお友達と同じようにテストを受けた結果です。

これってなんでなんだろう・・・と考えたところ、好奇心を持って文章を読むことを何度もしたからだろう、という答えにつき当たりました。好奇心を持って文章を読むと、文章の内容を理解し状況を想像することができるんです。

1年生の頃から毎日音読の宿題が出ていたので文章を声に出して読むことはできるのですが、それだけでは1番っ子は内容について理解し考察することはできませんでした。

それが講談社の「決定版 心をそだてるはじめての伝記101人」を読むようになってから、問題文を読んで状況を想像し求められる答えを導き出せるようになったのです。

 

 

まとめ~知的障がい児でも学力をあげることはできる~

軽度知的障がい児でも基礎学力を周囲の健常児と同じ水準に持って行くことは可能です。ただしその子にあったやり方を見つけることが大切です。

1番っ子は幸運にも興味を持てる本に出合うことができました。それにより知ることを楽しみながら、同時並行してそこに書かれていることを理解し想像し興味の世界を広げる方法を身につけたのです。その子の興味を広げると共に少しずつ与える本のレベルをより文章化していけば自然と読解力や理解力は上昇します。

 

ちなみに⇓は昨日1番っ子が持ち帰ってきた学年テストです。84点、85点、90点、100点満点です!

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別に歴史じゃなくたっていいのでしょう。

1番っ子と同じく軽度知的障がい児である2番っ子(小学1年生)は現在生き物の赤ちゃんに興味津々です。それに関する簡単な本(ほとんどが写真)を渡すとずっと眺めてたどたどしく文章を読んでは色々な生き物の名前を憶えていっています。

これから2番っ子がどのような芽を出し伸ばしていくのか、いまからとっても楽しみです。

himawari0growing.hatenadiary.jp